アメリカの実験で、とっても興味深い研究結果があります。早死にするタイプと長生きするタイプ。この違いをわけるものは何か。7000人以上の人を対象に9年間も追跡調査をしたそうです。喫煙量、飲酒量、仕事ぶり、社会的地位、経済状況、人間関係など、本当に細かく徹底的に。すると、意外な真実にたどりついたのです。「タバコやお酒は寿命に影響してくるだろう」という当初の予想が外れていることが、まずわかったそうです。
無関係ではないにしろ、それほど大きな影響を持っていなかったのです。では仕事ぶり?社会的地位?経済状況?しかし、どれも決定的な要因ではなかったそうです。そして突き止めたのです。寿命の長い人たちのたった一つの共通点を。なんと、それは「友人の数」だったそうです。友人の数が少ないほど、病気になりやすいことがわかったそうです。分かち合える友人と過ごす時間が、ストレスを大幅に緩和してくれるのでしょうね。(終) 女性は「うつ病」になる率が男性の2倍だそうですが、「うつ病」が原因で自殺するのは圧倒的に男性が多いそうです。この違いはどこから来るのでしょう。一般に女性は相談相手が多く、知らない人でも話しができる能力が高いのですが、男性は会社の同僚くらいしか話し相手がいなかったりします。それで、自殺する男性が多いのです。男性の方は、こころの健康のためにも、仕事以外の友人の数を増やす努力をしましょう。 |