きんかんは皮ごと食べるためたくさんの栄養素をすべてとることができる素晴らしい果実です。
丸ごと食べることで、効率よく摂取できる栄養素は、ヘスペリジンです。主に柑橘類の皮や袋、スジに多く含まています。ヘスペリジンは柑橘類、ポリフェノールの一種でビタミンPとも呼ばれている水溶性のビタミンです。これまで様々な研究から健康維持に役立つ効果が発見されています。具体的には毛細血管の強化や血中コレステロール値の改善効果、血流改善効果、抗アレルギー作用、発ガン抑制作用などです。
また、ビタミンCの消耗を防ぐという特徴があり、きんかんにはビタミンCも豊富に含まれているため相乗効果が期待できます。ビタミンCは、コラーゲンの生成に関与し、体の調子を整えるのに必要不可欠な栄養素です。風邪の予防やストレスへの抵抗力を高めるなどの効果があります。
ビタミンEも含まれています。強い抗酸化作用があり、血管の細胞膜のダメージを防いで血管そのものを健康に保ってくれます。
そして、キンカンは果物としては珍しく、カルシウムを比較的多く含みます。カルシウムは骨や歯の主要な構成成分ですが、吸収率が高くないため日頃からまめに摂取して丈夫な骨を維持することが大切です。
キンカンは古くから咳止めやのどの痛みを抑える薬用にも用いられてきました。
ビタミン、ミネラルが多くふくまれていることから腸内環境を整え、ストレスを緩和してくれます。これにより免疫力を向上させることにより風邪の予防効果が非常に高いのです。
粘膜強化成分や炎症を抑える成分も含まれ営るので風邪予防のみならず、回復に有効な効果が得られます。
風邪にはきんかんのど飴というのは、理由があったからなんですね。 |