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旬の食材でヘルシークッキング
<今月の旬>パセリ

パセリの原産地はヨーロッパ中南部から北アフリカにかけての地中海沿岸といわれています。古代エジプトや古代ギリシャではすでに食用とされ、薬用や歯磨き用としても使われていたそうです。 儀式用にも用いられており、華やかな席では出席者が首に新鮮なパセリの束を花環のようにかけて、その香りを楽しんだそうです。 9世紀頃にフランスへ伝わり、その後16世紀までにはイギリスやドイツなどにも浸透していきました。さらにヨーロッパからの移民によってアメリカにも広まりました。 日本には18世紀初めにオランダからもたらされ、貝原益軒の「大和本草」(1709年)では、「芹」の項目で「紅毛芹(オランダセリ) 根は羊の蹄に似ていて黄色い」と記されています。

パセリの栽培が本格的に行われるようになったのは明治から大正時代にかけてです。

パセリは飲食店で添え物的に使われることが多く、昔は「使いまわし食材」的なイメージもあったりして、食べない人の方が多かったのではないでしょうか?このパセリはすごく栄養成分を多く含んだ野菜です。そのまま食べても美味しいのですが、ひと手間かけるだけでさらに美味しく食べられるので、積極的に食べて頂きたいものです。

パセリの漢名は香芹(こうきん)といいます。漢字名のとおり、さわやかで、どこか苦みを感じる香りが特徴のセリ科の植物です。 あざやかで濃い緑色は、脇役にしておくのはもったい色合いです。そして栄養価は主役級だということがわかってきました。食中毒や口臭予防にも効果があるといわれています。軸の部分はスープのあくをとったり、香りづけにも使用できます。

パセリの保存方法としては、軸の部分は冷凍して保存することができます。スープに凍ったまま入れることで、さわやかな香りのスープが出来上がります。

葉の部分は、細かくちぎって、キッチンペーパーにのせて、電子レンジで数分かけることでドライパセリとなります。生のパセリを買ってしまって使いきれないのでは?と思うかもしれませんが保存も工夫次第で簡単にできます。  

 


栄養

パセリは見た目の深い緑色でもわかるように、豊富なβカロテンを含んでいます。 β-タカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。

パセリの独特の香りは、アピオールという精油成分です。口臭予防に有効な成分も含んでいるため、食後に食べるとよいそうです。腸内の有害細菌の繁殖をおさえ、食中毒の予防に有効とされます。胃液の分泌をうながし、食欲増進の効果もあるそうです。

もちろん、ビタミンCも見た目通り、たくさん含まれています。その量はなんと、トップクラスです。赤ピーマンや芽キャベツについで、たくさん含まれています。

ビタミンEも野菜の中ではトップクラス 。ビタミンEはカロテンなどと同じく、強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑え体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあるので、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立っていると考えられています。

他にもビタミンK、鉄分、カリウムやミネラルも豊富に含まれています。

■パセリに含まれる健康成分

<アピオール>  口臭予防/食中毒予防/食欲増進
<ビタミンC>  コラーゲン生成/美肌効果/風邪予防
<ビタミンE> 抗酸化作用/血管の強化/心筋梗塞予防

<鉄> 貧血予防/

パセリとしらすのオイルソース

パセリとかりっとしたしらすがオイルとベストマッチ。ピリッとしたいときは唐辛子を投入。フランスパンにのっけたり、サラダに、オムレツのソースに、やみつき間違いなし

成分名
含有量
成分名
含有量
エネルギー
991kcal
ビタミンK
127μg
たんぱく質
11.5g
βカロテン
920mg
脂質
101.1g
植物繊維
1.2g
糖質
2.1g
食塩相当分
0.7g
<全て材料で計算>

<材料>

窯あげしらす 100g

パセリ 2枝

にんにく 1片

赤唐辛子

オリーブオイル 100t

バゲット等

 

 

<作り方>
1. パセリはみじん切り、にんにくは潰しておく。
2. 小さい鍋に、釜揚げしらす、パセリ、ニンニク、赤唐辛子を入れ、オリーブオイルを入れる。10分ほど煮詰める

3.冷まして瓶などに詰める。

4.バゲット等にのせて食べる。

 

<ちょこっとパセリ>
パセリののせるだけで、なんとなくお高めになります
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