健康に良いと人気のオートミールには、美容とダイエットにも効果的な栄養素がたっぷりです。
糖質抜きダイエットや低GI食品による健康ブームで、かなり脚光をあびています。
さてオートミールとは何でしょう?
オートミールとは、オーツ麦(燕麦:えんばく)を食べやすく加工したものです。
紀元前2000年ごろの古代エジプト時代からあり、一説では、ツタンカーメンも食べていたのではないかといわれています。5000年ほど前から穀物として栽培されるようになりました。その頃は、馬の飼料用として使用されれいたようです。食用として使用していたのはスコットランドなどの一部の地域に限られていました。
その後17世紀にアメリカ大陸に伝わり、19世紀ごろから料理本に登場するようになります。
一時は、コーンフレークやミューズリーに押されて生産が減っていましたが、健康面からオートミールやグラノーラが再評価されて、改良もすすめられ消費が進んできています。
グラノーラは、オートミールにドライフルーツやナッツを入れて、メープルシロップ、植物油など加えれオーブンで焼いたものです。伝統的なグラノーラは、オートミールで作られます。
オートミールには種類があり、殻を取り除いて割っただけのものから、押麦のような状態のもの、シリアルのように牛乳やヨーグルトをかけるだけで食べられるものまで、さまざまな状態のものがあります。
イギリスやアメリカ、スコットランドでは朝食に欠かせないとされるオートミールですが、日本でも徐々に浸透しつつあります。健康食として一度試す価値がある食材です。
今は、オートミールだけでなく、オーツミルクも市販されています。有名コーヒーショップでも、豆乳、アーモンドミルクについで、オーツミルクも選べるようになりました。
オーツミルクは栄養価はオートミールと同じで、製造過程でビタミンDやビタミンB群が添加されています。
ミルクですので、和洋中料理とお菓子作りにも使いすそうです。カフェオレは、ちょっと麦の香ばしさがかんじられます。ぜひお試しください。
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オートミールは巷での騒がれているとおり、ダイエットに最適な食材です。
植物繊維が多いことで、ダイエット効果が期待されます。またオートミールの植物繊維はには水溶性と不溶性どちらも含まています。おもな効能として
○血糖値をあげにくいので脂肪になりにくい
○腸内環境が整う
○満腹感が得られやすい
植物繊維が多いので、糖質の吸収がおだやかになります。コレステロールを排除する効果もあります。そして、便通もよくします。お腹の環境がかなり整います。
○ビタミンやミネラルが豊富
鉄分が多くふくまていますので、貧血の予防になります。
カルシウムは玄米の5倍も含まれています。むくみ防止のカリウムも含まれれいます。カリウムはナトリウムを調整することで体の余分な水分を排泄しバランスを整えてくれます。
ビタミン類もほとんど、玄米より含有量が高くなっています。
○タンパク質が豊富
筋肉、エネルギーをつくるタンパク質が豊富です。シリアルだけだと不足しがちになりますが、しっかりと取ることができます。 |
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■オートミールに含まれる健康成分 |
<植物繊維> 腸内環境を整える/血中コレステロールの抑制/血糖値の抑制
<鉄> 貧血予防/ヘモグロビンの成分
<カリウム> むくみ防止/ナトリウムの抑制/
<カルシウム> 骨の生成/メンタルコントロール/
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