最近よく耳にする「大豆ミート」。
「大豆肉」「ソイミート」「ベジミート」「代替肉」などとも言われています。大豆ミートはお肉(牛や豚、鶏など)を一切使用しない、植物性の食材です。
ベジタリアンやヴィーガン(ビーガン)といった菜食主義者向けの「もどき肉」として重宝されてきました。
しかし近年では高たんぱく・低カロリーとあって、女性やダイエット中の方にも人気を集めています。
また、環境にやさしいということでも注目されています。牛を飼育するのに比べて水の使用料は1/8、温室効果ガス排出量が少ないサスティナブルフーズでもあります。
食料問題にも貢献、世界人口が増える一方で将来的な食資源不足です、効率的にタンパク質を摂取できる大豆は未来も応える食品です。
「大豆ミート」は、もちろん大豆が主原料となっています。そのため、100%植物性の商品がほとんどです。
古くから日本で栽培されている大豆は、豊富な栄養素を含む食品としても注目されています。大豆ミートは豆の油分を搾油し、加熱・加圧することで作られます。見た目は、牛肉、豚肉、鶏肉といった形状、色調で製造されています。まさに「お肉」そのままにみえます。
大豆ミートは乾燥したタイプが主流でいたが、いまでは、レトルト、冷凍もあります。災害時の非常食としても重宝するので新たな食材の選択肢にもなります。 さめても硬くならなりので、お弁当のおかずとしても最適です。
「ギルトフリー」という言葉があります。どういう意味かというと。
ギルト(guilt)とは、罪悪感という意味。子どものうちはあまり気にしなくていいけれど、大人になると、「食べたいなあ、でも太るなあ」など、健康などの観点から、食べることに対して罪悪感を抱くことがあります。でも、大豆のお肉なら、たくさん食べてもカロリーや脂質が控えめな上、良質なタンパク質や食物繊維がしっかり摂れるので、罪悪感のない食事が楽しめます。
大豆ミートはギフトフリーのニーズにしっかりと応えてくれます
|
大豆ミートは大豆から作られる食品なので、栄養価は大豆と一緒です。大豆は植物なのにタンパク質が肉類並みに豊かなのです。肉類と比べて脂質が少なく、肉類には含まれない食物繊維を豊富に含むので、健康に良い食品です。
豊富な植物性タンパク質、植物繊維、カルシウムも、大豆イソフラボン、
加工段階で大豆の油分が取り除かれているため、低カロリーです。
脂質は驚くほど低く、牛肉の約1/40以下となります。
原料の大豆は植物性のため、コレステロールが含まれていません。コレステロール0です。
近年の研究では、大豆タンパク質が血中コレステロール値を下げる効果があると期待されています。
第6の栄養素としても注目されている食物繊維が豊富です。
食物繊維は消化・吸収されずに、小腸を通って大腸まで達する食品成分です。
そして大豆といえば女性に嬉しい大豆イソフラボン。大豆特有の成分である大豆イソフラボンが多く含まれています。
大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンの受容体に結合することから、以下の効果が期待できます。
・更年期障害に伴う症状の予防と改善
・コレステロール上昇抑制
・骨粗鬆症の予防と改善
そして、抗酸化作用等ミネラル・ビタミン群も豊富大豆にはお肉にはあまり含まれないカルシウムが豊富です。
その他、カリウム、鉄分、銅などのミネラルや糖質の代謝を助けるビタミンB1が多いことも特徴です。
大豆で作られた大豆ミートはまさにスーパーフードと言えます。 |
|
■大豆ミートに含まれる健康成分 |
<タンパク質> エネルギー源/血や筋肉の生成/酵素など生命維持
<亜鉛> 新陳代謝の働きかけ/味覚維持/皮膚や粘膜の健康
<カリウム> むくみ防止/高血圧予防/
<植物繊維> 腸内環境を整える/血中コレステロールの抑制/血糖値の抑制
|
|
|
|
|