上記にも記載しましたが、「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺があるくらい、ビタミンとミネラルが豊富です。ツヤツヤのきれいなオレンジ色はいかにも栄養があるのを象徴しています。年中味わうことができないということでもとても魅力的です。この時期だからこその栄養を摂取しましょう。
柿は、他の柑橘類より多くのビタミンCを含みます。
ビタミンCは皮膚のハリや弾力を保つといわれるコラーゲンの生成を促進します。また、シミのもとであるメラニン色素の合成を抑える働きもあるので、美しい肌を作るためには欠かせません。
生の柿にはなんとみかんやいよかんの2倍のビタミンCが含まれいます。しかし干し柿にはほとんど含まれません。
柿のオレンジ色には、抗酸化作用のあるβカロテンや、発がん抑制作用があるといわれる物質が含まれます。
βカロテンは身体の中でビタミンAに変換されて働きます。ビタミンAは皮膚を健やかに保ち、粘膜を強くする栄養素。また、ビタミンAは強い抗酸化作用を持つ栄養素としても広く知られています。
抗酸化作用とは、身体の中で作られすぎると細胞や遺伝子にダメージを与える活性酸素を抑えてくれる作用のこと。日ごろから抗酸化ビタミンであるβ-カロテンを積極的に摂ることで、細胞が傷つくことによる肌の老化を防ぐことが期待できますよ。ビタミンCと同じく、美肌のためには摂っておきたい栄養素の1つです。
渋み成分のタンニンにはアルコールを分解する作用があり、さらに利尿作用のあるカリウム、酸化還元作用のあるビタミンCと、3つの相乗効果で二日酔いに効果的です
食物繊維も豊富、言わずと知れた、便通を整えてくれます。食事からのコレステロールの吸収を抑えたり、食後血糖値の上昇をゆるやかにしたりする働きもあります。
生でそのままももちろん美味しいですが、サラダやなますなど、チーズや生ハムのしょっぱい味にも会います。 |