カニは、とにかくビタミンB12が豊富!ビタミンB12は、血液中の正常な赤血球を作るために必要な栄養で、貧血の予防や改善に大きな効能があります。ビタミンB12は肉や魚介類など動物性食品に多く含まれる成分です。
ビタミンEもたっぷり含まれています。ビタミンEは、強い抗酸化作用をもつ成分。そのため、ビタミンEは細胞の老化防止やアンチエイジングに優れた効能があります。
カニの栄養には、銅や亜鉛も含まれています。銅は、体内の鉄分の利用を促進する作用がある栄養で、貧血の予防や改善に役立つ効能があります。また、食べ物の消化や栄養の代謝に必要な酵素の材料にもなるので、健康維持に欠かせません。
カニに含まれている亜鉛は、舌の味蕾(みらい)をつくる栄養です。味蕾は味覚を正しく感知する働きがあり、甘いやしょっぱいなど食べ物の味を判断します。
カニの注目する栄養の中には、良質な動物性のタンパク質がたっぷり含まれています。
タンパク質はいわずとしれた体の筋肉や組織をつくる大切な栄養素です。カニは肉類と比較すると少量ですが、脂質も少ないので高たんぱく、低脂質です。
カニはゆでると赤くなります。これは、カニに含まれている「アスタキサンチン」という色素によるものです。生のカニやエビは茶色や茶褐色をしています。加熱前の生の場合、タンパク質とアスタキサンチンは結びついた状態で存在しています。そして、空気空の酸素に触れて酸化すると、アスタキサンチンは赤色をしているアスタシンという物質に変化して、赤く変色します。
アスタキサンチンの効果や効能には、抗酸化作用、アンチエイジングなどがあり、素晴らしい働きをしてくれる栄養です。
カニにはタウリンが含まれています。肝細胞の再生を促進するはたらきがあります。タウリンには、肝臓で胆汁の分泌を助けるはたらきがあるとされています。 |