ココヤシはポリネシアから熱帯アジアが原産とされています。ココヤシに実をつけているものをココナッツを読んでいます。成熟して落下したココナッツは海水によく浮かぶので、海水によって遠方の沿岸地まで運ばれて根付き、広がっていったと考えられます。現在では世界中の熱帯地方で栽培されています。
日本で食材として知られるようになったのは1980年代に起こったエスニック料理のブームからと考えられます。特にタイ料理のデザートである「タピオカココナッツミルク」の人気によって急速に広まりました。
タイ料理のグリーンカレーやレッドカレー、マレーシア料理のラクサなど今では身近になった料理もたくさんあります。
ココナッツミルクは、牛乳アレルギーなど調理に牛乳が使用できないときに、牛乳の代わりに用いることができます。しかし栄養の組成や含まれている栄養素は、ココナッツミルクと牛乳では大きく異なるため、牛乳の栄養素をココナッツミルクで補うことは困難です。
ココナッツミルクとは、ココヤシのどの部分なのでしょうか?
成熟したココヤシからは3種類の成分を取ることができます。
@ココナッツの中心にある水分が『ココナッツウォーター』、
A果実を絞って取れるのが『ココナッツオイル』とB『ココナッツミルク』です。
ココナッツオイルとココナッツミルク、どちらもココヤシの内側の白い固形胚乳と呼ばれるところから作られています。
この固形胚乳を煮出して絞ってできた液体をココナッツミルク、その中のオイルだけを取り出したのがココナッツオイルです。栄養豊富で健康にいいといわれ注目されているココナッツオイルと、原料もとれる部位も同じなのがココナッツミルクです。
1990年代の日本で大ブームを巻き起こしたナタデココは、ココナッツジュースを酢酸菌で発酵させゲル化したものです。
ココナッツミルクは、ベジタリアンやヴィーガン派の間では、牛乳の代わりとして用いられ、。豊富なミネラル類やビタミンEなどが含まれていることから、健康美容に注目されている食材です。
ココヤシといえば南国、これから暑い季節 ココナッツミルクを使った料理、飲み物楽しみましょう・・
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ココナッツミルクはカロリーが高いのは油分(脂質)がたくさん含まれているためです。
ココナッツミルクの主な栄養は脂質で、70%その資質はラウリン酸という成分で、脂肪として体に蓄積されにくい中鎖脂肪酸を多く含んでいます。抗酸化作用が高いので、体のさびを防いでくれる効能もあるのでアンチエイジング効果も期待できます。
ラウリン酸の善玉コレステロールを増やす効果でコレステロール値を正常に保つこともできます。血糖値の上昇を抑える効能もあるので糖尿病の予防にもなります。
脂肪酸エネルギーを効率化して、運動能力の向上の効果も期待されます。
ココナッツミルクには様々なミネラルが含まれています。マグネシウム、カリウム、鉄などで、筋肉増強や、運動後の筋肉疲労回復などの効果もあります。
カリウムは、 体内の余分な塩分を排出する効能があるので浮腫(むくみ)を抑える効果があります。高血圧の予防にも効果があります。
鉄分は、女性は貧血でお悩みの方も多いため、鉄分豊富なココナッツミルクはおすすめです。
マグネシウムは、正常な筋肉の収縮を助けています。足がつるなどの症状の原因もマグネシウム不足の場合があります。
また、正常な血圧を保ったり血液循環を保つ効能もあるので高血圧や動脈硬化の予防といった効能効果もあります。ほかにも、神経の興奮を抑え、神経伝達を正常に保つ効能もあるのでストレス緩和にも効果を発揮してくれます。
ココナッツミルクには、多くの水分、電解質(イオン)を含んでます。血液量を維持して、心臓を守ってくれるミネラルも豊富に含まれています。また暑い夏には、熱中症、脱水症状予防にもなります。 |
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■ココナッツミルクに含まれる健康成分 |
<ラウリン酸> コレステロール値正常化/抗酸化作用/アンチエイリアシング/糖尿病予防
<マグネシウム> 高血圧予防/動脈硬化予防/ストレス緩和
<鉄分> 貧血予防/
<植物繊維> 肌トラブル解消/便秘解消/糖尿病予防/高血圧予防
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