さつまいもの生まれはメキシコを中心とする熱帯アメリカです。紀元前800〜1000年ほど前に誕生しました。
その後、コロンブスが15世紀にヨーロッパに持ち帰ったことで、ヨーロッパに広がり、東南アジアから中国、日本へと広まりました。
1600年頃、中国から琉球(沖縄県)に入ってきました。サツマイモの名前の由来は琉球(沖縄県)から薩摩(鹿児島県)に伝わったことから「さつまいも」とよばれるようになりました。
サツマイモが日本全土に伝わった要因として、1732年の享保の大飢餓が起こった時に、その当時の総軍徳川吉宗が九州で飢餓の発生率が少ないことに目を付け、さつまいもの生産の推奨を始めたのが日本全土に広まったきっかけです。
サツマイモの栽培によって、飢餓での餓死者がなくなったり、世界的にみてサツマイモの栽培を始めたところが人口増加が起こるなどのデータもあります。人類の発展に大きく貢献している食べ物でもあります。
日本でのサツマイモの生産は、鹿児島が1位で、2月に植え付けをし5〜6月に収穫されます。秋には茨城県と千葉県で収穫されます。この採れたサツマイモを貯蔵して次の年の収穫時まで少しずつ出荷されています。
焼き芋が年々商品化しています。なので、夏でも焼き芋を食べることができるようになりました。
スーパーでは、焼き芋の電気式オーブンはおかれています。冬の商品から年間を通じて売れる、食べらるものtなりました。
コンビニでは、冷やし焼き芋を初発売し、冷やして食べるというあたらしい文化も生まれています。
さつまいもだけに特化した専門店も多くオープンしています。
また、さいまいもの品種も注目されています。焼き芋としてはねっとり系が人気で、「紅はるか」「シルクスイート」「安納芋」が御三家です。ほくほく系では、「紅あずま」、アントシアニンたっぷりの「紫芋」など、好みに応じて選べるようにもなりました。
商品も焼き芋や大学芋だけでなく、芋ドリンク、アイスクリーム、芋クリームなどなど・・これから出てくる新商品も楽しみです。
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サツマイモには様々な栄養が含まれています。
美肌効果、肌対策は「ビタミンC」
老廃物の排出と肌のターンオーバーは「ヤラピン」(皮に含まれています)、「植物繊維」。
腸内環境を整えるのは「植物繊維」。
脳のエネルギー源である等をエネルギーに変換するのに欠かせない栄養素、「ビタミンB1」
むくみも原因になるナトリウムを体にその外に排出してくれる「カリウム」。
抗酸化作用が期待さされる「ポリフェノール」「ビタミンC」
がんの発生要因の一つである活性酸素の発生を抑制してくれる「ビタミンC」・・サツマイモに含まれるビタミンCは活性酸素の発生を抑制すると言われています。
血糖値の上昇を穏やかにする「レジスタントスターチ」・・・食品の糖分は吸収されブドウ糖に変換して血液中を循環することでインスリンが分泌され、インスリンにより血糖が細胞に届けられていく仕組みです。このインスリンには脂肪を作ったり、脂肪を分解するのを抑制する働きがあるので、インスリンの増加を抑える低GI食品が注目されています。このインスリンも上昇を抑えるのに「レジスタントスターチ」とよばれるでんぷんの一種が活躍してくれます。
冷やして焼き芋を食べると糖化したでんぷんの一部が「レジスタントスターチ」になってくれるようです。
血糖値の上昇をお穏やかにしてくれることで、太りにくいということになります。
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■さつまいもに含まれる健康成分 |
<ビタミンB1> 筋肉を動かす/疲労回復/筋肉痛解消/乳酸代謝向上
<ビタミンC> 抗酸化作用/ストレス解消/肌荒れ防止
<カリウム>利尿作用/ナトリウム抑制
<レジスタントスターチ> 血糖値の上昇を抑える/脂肪になりにくくする |
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