シャインマスカットは7月頃から出回り始め、12月頃までがシーズンです。取り扱い量は、最も多いのは山梨県産全体半分以上を占めています。続いて長野県産、岡山県産となっています。
ぶどうの栽培は、歴史が古く、紀元前3000年頃からヨーロッパが発祥後です。古代エジプト文明で、ブドウ品種から醸造されるワインが一般的な飲み物として飲まれていました。かの有名なクレオパトラもブドウ、ワインを愛していたといわれています。
さて、シャインマスカットは発祥の地は、どこでしょうか?
ぶどうが日本に広まったのは、ヨーロッパ諸国からシルクロードを経由し紀元前2世紀には中国まで広まります。ここからどのように広がったかはわかっていません。
日本野山に、野生のぶどうが生育していたようです。本格的にブドウが栽培されたのが鎌倉時代で、それから甲斐勝沼(現在の山梨県)で栽培されてきました。
明治時代になるまでは「特産品」として扱われました。
日本に様々なブドウが輸入されてきたのは、明治時代以降です。当時はヨーロッパやアメリカからの品種が輸入されていました。それらは日本の土壌にはあわないものでした。それで品種改良されたものが誕生しました。
シャインマスカットとして、登録されたのが2006年になります。ヨーロッパ品種の糖度の高さとアメリカ品種の育て易さが合わさったものです。さらに皮ごと食べられて、種がない、誰でも安心して食べられるというのも大きな魅力です。
ながながと書きましたが、シャインマスカットは日本生まれの品種です。
マスカットの中でも特に最高級品種として挙げられるのが「マスカット・オブ・アレキサンドリア」と並び、「果物の女王様」とも呼ばれているんです。
育てやすさから全国で作らています。7月くらいから収穫がはじまり、12月までがシーズンです。
粒が大きなシャインマスカットは、色合いも爽やかです。カットすると透明感のある断面が現れ、今はやりのフルーツサンドにはもってこいの材料です。
シャインマスカットは味わい、食べやすさ、使いやすさ、見た目などの点で、スイーツの材料にも使いやすく見た目でもさわやかにさせてくれます。
|
シャインマスカットの特徴は、皮ごとたべることができるということです。栄養は皮にふくまれているので是非丸ごと食べてください。シャインマスカットは種がなく、皮も非常に薄くて渋味も少ないので、だれでも美味しく頂けます。そして、栄養を余すことろなく摂取できます。
シャインマスカットの皮には、レスベラトロールというポリフェノールの1種の成分が含まれています。ポリフェノールはシャインマスカットの果肉にも含まれていますが、レスベラトロールはさらに強い抗酸化作用も持っています。肌の細胞の酸化を防ぎ、肌の状態を整えてくれるので、美容を気にする方にはおすすめです。ポリフェノールは強い抗酸化物質をもっているので、体も老化やサビの予防となります。なんといってもアンチエイリアシング効果が抜群です。
シャインマスカットに含まれるブドウ糖が多く含まれていることは、糖度の高さからもわかります。ブドウ糖は大切な脳のエネルギー源となる栄養素であり、日々の脳の働きには欠かせません。脳の活性化のためにも不可欠なものです。吸収が良いため、すぐにエネルギーになって脳や筋肉に供給されるので、瞬間的なエネルギー源としては丁度良い食品です。ただし、体内で余ったブドウ糖は、脂肪となり体内に蓄積されるため、ダイエット中には取りすぎには注意しましょう。
ビタミンB1も、シャインマスカットに含まれる栄養素のひとつです。ビタミンB1は体内で糖質がエネルギーに変換されるのを助けてくれるため、疲労回復に効果が期待できます。ブドウ糖をエネルギーに交換する際に必要な栄養素です。糖質を多く取る人や運動をする人はエネルギー生産が大量に必要なため多くのビタミンB1を必要とします。
ビタミンB群の一員であるビタミンB6は、補酵素(酵素の働きを助ける成分)として、タンパク質と脂質からエネルギーを作り出す時のサポート役として働きます。また、皮膚や粘膜を正常に保つのに必要不可欠な栄養素でもあり、神経機能を正常に保ち、イライラやうつの改善にも効果があると言われています
|
|
■シャインマスカット |
<ビタミンB1> 筋肉を動かす/疲労回復/筋肉痛解消/エネルギー産生
<ビタミンB6> アミノ酸からのエネルギー産生/ストレス解消/肌荒れ防止
<ブドウ糖> 脳へのエネルギー供給/筋肉生成/
<レスベラトロール> 抗酸化作用糖/細胞の活性化/美容効果 |
|
|
|
|