秋か冬にかけてのフルーツと言えば、アップル(リンゴ)です。寒い季節の到来を感じさせてくれるものでもあります。
外国のことわざで、An apple a day keeps the doctor away(1日1個のりんごは医者を遠ざける)といわれるくらい、りんごには栄養があります。
アップルの旬は9月から2月頃、今では年間でも手に入りますが、この時期のものが香り豊かで美味しいです。
歴史は古く、トルコでは紀元前6000年前からあったとの記録もあります。原産地は中央アジア地方などの寒冷地で、涼しい気候を好むので、日本では北海道や東北地方、長野県などで栽培されています。
日本に渡来したのは、平安時代中期(900年頃)、当時は「和りんご」という小さな粒のもので、観賞用でした。
今、食しているのは「西洋りんご」です。これが普及したのは、アメリカから苗木を輸入して全国に広がりました。いまでは、200種類もあるようです。
アップルとして言葉でまず浮かぶのは「iPhone」「iPad」でおなじみのアップル社ではないでしょうか?
このロゴは、創業当時はニュートンがリンゴの木の下に座っているという複雑なものでした。
1976年〜1998年に使わえていたのがレインボーカラーのロゴです。6つの鮮やかなカラーで、コンピューターを温かく家族にも使える存在にしたいという配色だったそうです。
ここで、生まれたリンゴのかじり跡は、「他の丸い果物と誤解されないようにデザインした」ものだそうです。
1998年単色のロゴに、2001年には立体感のあるものに、2013年にはグレー一色のシンプルなロゴになりました。
ロゴの変遷とともにアップル社の歴史をみると革新的な製品とデザインが発表されてきました。
私たちの生活も大きな影響があったのではないでしょいうか?
右側からかじられたりんごですが、「かじる」を意味する「Bite(バイト)」とコンピューターの情報量の単位「Byte(バイト)」をかけているそうです。
りんごで、健康と美容を かじりとりましょう!!
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リンゴの成分はほとんど水分で、栄養にはビタミンB1、B6、ビタミンC、食物繊維などがあります。なかでも、ペクチンが豊富に含まれています。ペクチンは水溶性の食物繊維です。腸内に入った時に、消化物やコレステロールなどを包み込んで、腸内を刺激し体外に排泄させやすくする働きがあり、便秘の改善や高血圧予防に効果があります。 さらにペクチンは、腸内の乳酸菌の生育を促進し、悪玉菌の活動を抑え、善玉菌を増やす働きがあり、下痢に有効です。
さらに、りんごには、高血圧予防に欠かせないカリウムや骨を丈夫にするマンガンなどのミネラル分も含まれています。カリウムは血圧を下げる働きがあり、ナトリウムの排出を促進します。体内水分バランスを整え利尿を促すしてくれるので、むくみの改善、腎臓病や高血圧の予防に効果があります。
白い果実の部分にはケラセチン、赤い皮の部分にはアントシアニンと呼ばれるポリフェノールを持っています。ポリフェノールは強い抗酸化作用があり、血中コレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化を予防してくれることで、注目されている成分です。また体内の細胞を老化させてしまう活性酸素の働きを抑制し、がんをはじめ生活習慣病を予防し、 肌や皮膚を若々しく保つ美容効果もあります。
さらに、りんごの酸味のもとであるりんご酸とクエン酸は、疲労回復、食欲増進などに効果がある。 りんごは栄養価が高く、美容・健康、またダイエットにとても優れた働きを持つ果物である。
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■アップルに含まれる健康成分 |
<ペクチン> 皮膚・粘膜の維持/便秘防止/コレステロール抑制
<カリウム> むくみ防止/高血圧抑制/腎臓機能向上
<ポリフェノール> 活性酸素の排出/老化防止/皮膚の活性化
<クエン酸> 疲労回復/食欲増進/美肌/新陳代謝UP/ |
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