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旬の食材でヘルシークッキング
<今月の旬>銀タラ

タラと並んで、スーパーで見かける「銀ダラ」は「タラ」の仲間でしょと思われていいますが、全く別のものです。銀ダラは「カサゴ目ギンダラ科」に属する魚。タラは「タラ目タラ科」に属するもので、まったく縁遠いものです。

 

参考までにタラについてですが、タラは学名では「Gadus macrocephalus Tilesius」と呼ばれています。先祖は一億年前から、七千年前の白亜紀の時代から新生代第三期時代に、古い型をしたコイ族に近い魚が深海に移ったのがこのタラであると言われています。

日本で漁獲されるタラは三種類あり、スケトウダラ、コマイ、マダラと、もっとも主流なのがマダラです。

鮮魚コーナーでよく見かけるのは「マダラ」「生たら」「甘塩タラ」「銀だら」の四つが主な品種です。マダラと生たらと甘塩タラに関しては全て同じマダラという魚です。生たらというのは「冷凍されていないということを伝えるため」に生という文字を使っているようです。これらのマダラは脂身が少なくあっさりとしているので、鍋料理や揚げ物にするのがとても良いとされています。

 

一方「銀ダラ」についてです。稚魚のうちは浅瀬にすみ、成長すると海の深いところへ移動し、水深300〜600メートル位の泥底で生息します。銀ダラはマダラの違いは、なんといって濃厚な脂の違いです。、煮つけや照り焼き、西京焼きみりん漬けなどが人気の食べ方です。

 

栄養

銀ダラは、良質なタンパク質やレチノールを含む優れた栄養のある魚です。100g当たりのカロリーも232カロリーとやや高めです。

ビタミンE、ビタミンD、ビタミンB12、カリウム、カルシウムなどのミネラル類もふくまれており、脂だけの魚ではありません。

 

たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれています。

 

レチノール(ビタミンA):脂溶性ビタミンであるビタミンAの一種で動物性食品に含まれます。成長を促進し、美容や肌の健康に役立ち、夜盲症(暗い所で目が見えにくくなる病気)を改善し目を正常に保ち、さらにのどや鼻などの粘膜に作用し細菌から体を守るなど多くの働きがあります。

 

カリウム:細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

 

ナトリウム:、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。

■銀タラに含まれる健康成分

<たんぱく質> 筋肉育成/エネルギー生成/

<レチノール> 皮膚や粘膜の形成/呼吸器からのウイルス侵入防止

<カリウム> 水分量のバランスを保つ/むくみ改善

<ナトリウム> 水分の保持/老廃物の輩出/

 

ギンダラの西京漬けとタラでつくるピンクのでんぶ

銀だらと言えば西京焼き。タラ繋がりでタラで作るきれいなピンクのでんぶも紹介します

成分名
含有量
成分名
含有量
エネルギー
372cal
カリウム
442mg
たんぱく質
17.9 g

リン

256mg
脂質

20.3g

植物繊維
1.8g
糖質

32.4g

食塩相当分
7.4
<銀だら西京づけで計算)>

<材料>

‐銀ダラ・西京漬け‐

銀ダラ 3切れ

甘酒 1缶(180t)

味噌 大さじ3

‐でんぶ‐

たら 3切れ(250g)

食紅  1‐2滴

砂糖 大さじ2

酒 大さじ1/2

塩 少々

<作り方>

‐西京焼き‐

1.銀ダラは両面に塩をふりかっけておく。バットに甘酒と味噌をとかし、キッチンペーパーを敷いた上に、水気を取った銀ダラを並べる。

2.キッチンペーパーの上から味噌だれをかける。上からラップで覆い、真空にする。このまま6日間漬ける。冷蔵庫で保存。

3.味噌を落として、グリルする。

4.さらにもつける

 

 ‐タラのでんぶ‐

1.なべにタラをかぶるくらいの水を入れて火にかけ、煮だったら火を弱めて2-3分間ゆでる。冷水にとって、皮と骨を取り除く。

2.水気をよくとっておく、骨はきれいに取り除く

3.フードプロセッサーにタラをいれて、実がほぐれるていど、2秒×3回まぜる。長時間するとだんごになってしまうので注意!

3.鍋に3、をいれて、砂糖、酒、塩、食紅をいれて弱火でかき混ぜる。きれいなピンクになったら出来上がり。

4.おにぎりにしたり、卵焼きにいれたり・・


<でんぶを使って>

「銀ダラ」とは別物のタラですが、同じ名前はついているには形が似ているからだとか・・

でんぶを使って春のアレンジのアレンジの提案です。ピンクが春ですね・・・・

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