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<今月の旬>なす |
なすをつかった諺を紹介します。
「一富士・二鷹・三なすび」 初夢に見ると縁起がよいと言われていますが、富士は日本一の山、鷹は「つかみ取る」と縁起はよさそうです。さて、「なすは?」。
「なす」という名前の由来は「早く実が成る」ことからきています。「成る」という意味から「成功」するということに繋がります。
または単純に、昔は冬に食べるなすが高級だったからという説もあります。
「秋茄子は嫁に食わすな」 たいへん美味なものなので、嫁には食べさせないという姑の「嫁いびり」のような意味で使われるのだという説。身体を冷やす作用があり、大事な身重な嫁には食わせるなという説。
第三に、象徴的な意味で、秋茄子は、種子が小さくなっているので、子種がなくなる、という呪術的発想で、嫁には食べさせないという説です。 |
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なすの皮に含まれる特有の濃い紫色の成分はアントシアニン系の色素で、ポリフェノールの1種です。
これが強い抗酸化力を発揮し、また熱にも強いので「ガンを予防する食品」としても注目されています。
さらに、悪玉コレステロールを低下させ、善玉コレステロールを増加させるので動脈硬化のリスクを下げるという効果もあります。
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■なすに含まれる健康成分 |
<ナスニン
>コレステロール抑制/動脈硬化予防
<アントシアニン> 抗酸化作用/動脈硬化予防/視力回復/ガン予防
<ルチン>抗酸化作用/動脈硬化/
<植物繊維>便秘/大腸がん予防/美肌 |
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油で炒めて免疫力UP! 「なすカレー」
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なすの旬は9月〜11月です。夏にたっぷりと太陽の光を浴びたものがおいしいとされています。選び方
は、表面が濃い紫色で光沢があり、ひびやキズがないもの、がくがトゲトゲととがっていて、
ヘタの切り口がみずみずしく、すんなりした形のものを選ぶようにします。
水分が多い野菜ですから、軽すぎるものは中がスカスカの可能性があります。
ナスは油との相性が抜群です。ナスを切ると、切り口が茶褐色になるので、切ったらすぐに油であげるか、炒めると色をたもち、甘さも増します。また、熱に強いので、抗酸化力もそのまま保ち、免疫力を高めてくれます。ナスのナスニンと相性のよいたんぱく質のお肉、さらにアミノ酸がたっぷり含まれたたまねぎをいれた「ナスカレー」を紹介します。
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成分名 |
含有量 |
成分名 |
含有量 |
エネルギー |
247kcal |
カリウム |
603mg |
たんぱく質 |
10.4g |
リン |
143mg |
脂質 |
15.3g |
ビタミンC |
15.4mg |
βーカロテン |
544μg |
食塩相当量 |
2.3g |
*成分表示は1皿(1人分)、ご飯は除く |
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<材 料(5皿分)>なす 5−6本(400g)、豚ひき肉 200g、たまねぎ1個(200g)、トマトの缶詰 1缶(400g)、にんにく1片 |
<調味料>市販のカレーのルー 3カケ(3皿分位)、水 200cc、ブイヨン 小さじ1、塩・胡椒、サラダ油 適量 |
<作り方>
1.にんにく、たまねぎを微塵きりにする。これを油で炒める。たまねぎが透き通ってきたら豚肉を加えてぽろぽろになるまで炒める。
2.ナスを輪切りにして、1に入れて炒める。ほどよく火が通ったら、トマト缶、水、ブイヨンを加、ひと煮たちさせる。
3.カレーのルーを入れて、中火で20分煮込む。
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<材 料>ナス 1本、きゅうり 1本、オクラ 6本、シソ 2枚
そうめんのたれ(もしくはしょうゆ) 30cc、好みで七味唐辛子 |
<作り方>
1.ナス、きゅうり、オクラをすべて5ミリ角ぐらに切る。
2.シソは千切りにする。
3.全てを混ぜて、そうめんのたれ、七味唐辛子で味付けをする。 |
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