強い日差しに負けずに元気に育つゴーヤは、夏を代表する野菜です。熱帯のアジア原産で、沖縄や九州南部など限られた地域で栽培されていました。今は全国で栽培されています。
ゴーヤの特徴は何といっても苦味です。いまではゴーヤという呼び名が定着していますが、別名「にがうり」とも言われています。この苦味成分は、「モモルジシン」といい、血糖値を下げ、血圧を正常に保つ働きがあります。
中国の漢方医学、インドのアーユルヴェーダなどの伝統医学は古くからゴーヤーの医薬的効能を認めています。日本では沖縄県が、日本一長寿で、ガン、高血圧などの生活習慣病 が少ないのは伝統的な食生活、「ゴーヤ」を食すことが長寿と健康を支えてきたのではないかとも言われています。
この独特の苦みは食欲のない夏にはぴったりです。苦味が消化液の分泌を促し、食欲を呼び起こしてくれます。また、ビタミンCも豊富なので、熱い夏の日差し、紫外線から肌を守ってくれます。
食欲をそそり、夏バテを防止してくれるゴーヤ、苦味が苦手な人も元気を与えてくれるゴーヤをこの夏食してみませんか?
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