セロリはヨーロッパ、中近東が原産といわれています。古代ローマ、ギリシャでは食用ではなく、整腸剤、強壮剤として利用されていました。
日本では、豊臣秀吉の朝鮮出兵、文禄・慶長の役のときに加藤清正が、朝鮮から日本に持ち帰ったという俗説があります。それで、清正人参(キヨマサニンジン)とも言われています。その当時は、香りが強いことから普及しませんでした。盛んに栽培、食用として出回るようになったのは戦後、食生活が洋風化になってからです。
セロリは、葉も茎もすべて食べることができます。生でサラダ、炒め物、漬物、スープ煮と調理方法も様々楽しむことができます。葉は刻んで、入浴剤にすると湯冷めをしないので、ぽかぽかしたままぐっすり眠ることができます。また、茎には肝臓の機能を高める成分があることから、二日酔いに効果的です。特有の香りは、食欲増進、精神安定、頭痛に効果があります。
朝晩がうーんと寒くなる次期、新年会などが多い季節、癒しと肝機能をたかめるセロリ、ちょっとつまんでみると思わぬ効果がありそうです。 |