ほうれん草の旬は冬。それも寒さが一段と増し、
霜がおりる1月〜2月にかけてのほうれん草は寒さに耐えるために糖分を蓄えるので、甘味も増し、味が濃くなります。一年中で最も美味しいといわれています。単に美味しくなるだけでなく、2月のほうれん草は7月のほうれん草に比べて
ビタミンCの量が約8倍含まれているという研究結果もあります。
西アジア原産で、
東へは「西遊記」の三蔵法師も通ったシルクロードを経て、回教徒の手により中国へ,西は北アフリカからイベリア半島を経てヨーロッパへと伝えられました。
葉先がとがって根が赤い品種が東洋種、葉に厚みがあって切れ込みが少なく、葉先が丸くて根の色の淡いのが西洋種です。日本には16世紀頃に中国から東洋種が渡来し、大正末期から昭和初期には東洋種と西洋種の交雑種が育成され、各地に普及して、現在では食卓の欠かせない野菜となっています。
ホウレンソウを食べるとパワーアップするポパイ!野菜を食べない子野菜が必要な事を説く際、「野菜をたべると強くなる」という教育的な要素として使われていました。なおこの作品が制作された当時、ほうれん草の缶詰は製造されていませんでしたが、この作品の影響で製造が開始されたそうです。ホウレンソウの缶詰?日本では見かけませんね。
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