たけのこは、中国原産の植物で、食用によく用いられるのは、
モウソウダケですが、マダケとハチクもよく使われています。春の味覚を代表する食材です。モウソウダケは2月〜5月までが旬です。竹は成長が早く、たけのことして食べられる時期が短いことから、「筍」という字は、十日間をあらわす「旬」という字に由来するといわれています。
たけのこは日本料理、中華料理で利用され、歯ざわりのよさが特に
好まれている食材です。
たけのこは部分により硬さが違います。用途による使い分けをおすすめします。
先端のやわらかい部分(姫皮といいます)は酢の物やあえ物に、穂先は椀種や炊き込み御飯などに
- 中央部は、煮物、炒め物、揚げ物。輪切りにして調理できます。
- 上部はやわらかく、椀種、サラダ、あえ物、ご飯に。
- 根元は繊維が多く硬いので、薄切りにしたり、すりおろしてひき肉に混ぜたりすると風味が増します。
たけのこは時間ともにえぐみが増します。買ってきたらすぐにあく抜きをすることをおすすめします。
活性酸素を消す働きのあるマンガンも多く含まれ、女性ホルモンの分泌を促す作用もあります。
冬から春への脳や体のリズムをスイッチさせてくれる野菜ともいえます。
成長の早い「たけのこ」、復興へむけてあやかりたいと切に思います。 |