わかめは「古事記」や「日本書紀」にも記述があるほど古くから食用として用いられてきました。
漢字で「若布」「若芽」なのは若返りの妙薬として知られていたからだとか。
わかめの産地として有名なのは、鳴門海峡の鳴門ワカメ(
灰干ししたもののすじをとった糸わかめが有名で、細いほど良質)
や三陸海岸南部ワカメ(最も生産量が多く、肉厚な品種)
などです。わかめは養殖も盛んであり、現在は大半は養殖となっています。
わかめに豊富に含まれるヨウ素は、基礎代謝を活発にして肥満を予防、さらに甲状腺ホルモンと関係し、精神を安定させ、心身ともに活性化してくれる働きがあります。
ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成成分として生体に必須の微量元素であり、体内には約25mgが存在するといわれています。海藻多く含まれ、日本の食卓ではこれを煎じたり、味噌汁にして飲めば1日の摂取量は成人で約1.5mgとされています。
この頃、「海苔、海藻に含まれるヨウ素を十分にとっておくと、
放射性ヨウ素が体内に吸収される前に排出させてくれる」??という説も言われています。良質なヨウ素が海藻に含まれているの事実で、まったく効果がないわけでもないようです。必要な栄養素のひとつとして、海藻類を積極的に摂取してもよいのではないでしょうか? |