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旬の食材でヘルシークッキング

<今月の旬>にんじん

にんじんの原産地は、アフガニスタンで、今でも紫色や黄色など様々な色、種類のニンジンがあるそうです。 12世紀に中国とヨーロッパに伝えられ、中国とオランダで改良されて東洋系の大長人参と西洋系の西洋人参ができました。安土桃山時代に日本に伝わったと言われています。今食べているにんじんは、明治時代になった後ヨーロッパから入ってきた新種です。 にんじんが、オレンジ色になったのは300年ほど前のことで、それまでは白、黄色、褐色のにんじんが普通のものでした。

英語のキャロットの語源は「カロテン」というだけにカロチンが豊富に含まれています。 だいだい色の色素はカロテン、京人参の赤色はリコピンで、どちらも抗酸化能力が高いため、生活習慣病の予防に効果があります。

にんじんは一年中ありますが、11月から12月が旬です。

栄養が豊富で調理・加工しやすく、どんな料理ともよく合うのが特徴です。昔はきらいな野菜といえば「にんじん」があげられましたが、いまではだいぶ品種改良されて、人気者になりつつあるとか。

青臭いイメージはきえつつあるのではないでしょうか?

料理法も西洋スタイルに変わってきて、料理のしかたもいろいろなバリエーションがあります。

今では世界中で様々な料理に欠かせない食材として大活躍しています。

これから、冬にかけて、ポトフやシチューといったあったかい料理の色のアクセントとしてもかかせない食材です。

 
栄養

にんじんの栄養成分はなによりもカロテンが豊富に含まれており、1/5〜1/3本で一日の所要量をカバーできます。このほかビタミンCやビタミンE、カルシウムや鉄分、リンなども豊富に含まれています。

にんじんにふくまれるカロテンのほとんどはβ-カロテンで、強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素の害から体を守って血液をサラサラにするはたらきがあります。 にんじんのβ-カロテンやビタミンCは皮の近くに多く含まれているので、できれば皮をむかずに調理するのがベストです。

にんじんには他の食品のビタミンCを破壊する酵素(アスコルビナーゼ)が含まれています。生で食べるときは、油や酢をいれると酵素の働きを抑えることができます。

また、油と一緒にとるとβ-カロテンは脂溶性なので、効率よく吸収することができます。さらに、β-カロテンはビタミンC、ビタミンEと一緒にとるとがんや老化防止効果がアップします。炒め物やあえ物、煮物、てんぷら、マリネなどで食すとよいでしょう。にんじんの葉も栄養価が高いので、炒め物などで食べるようにしましょう。

■にんじん含まれる健康成分

<カロテン> 抗酸化作用/血液さらさら/動脈硬化防止/抗がん作用

<リコピン> 血液サラサラ/美肌効果

<ビタミンC> 風邪予防/殺菌作用/

<ビタミンA>  疲労回復/肌あれ防止/眼精疲労回復/

 

キャロット・ラぺ(フランス風人参サラダ)

フランスではお肉のサイドサラダとしての定番です。「キャロット=にんじん」、「ラペ=削られたもの」という意味です。 お好みで、

豆やツナ、ゆでたまごなどを加えてもおいしいです。

成分名 含有量 成分名 含有量
エネルギー 482kcal ビタミンA 3044μg
たんぱく質 7.6g ビタミンE 5.5μg
脂質 38.3g

カリウム

1320mg
βカロテン

36,448μg

植物繊維 12.5g
材料すべて分・・人参2本分できあがりで換算しました。

<材  料>

にんじん 中2本

酢(りんご酢・ワインビネガー) 大さじ2

オリーブオイル 大さじ2

砂糖  大さじ1/2

かぼちゃ・ひまわりの種など 大さじ3

塩・胡椒

<作り方>
1.せん切りにした人参をボールに入れて、塩をふり全体にからめてしんなりさせる。
2.ドレッシングを作る。小さなボールにヴィネガー・塩・胡椒を入れてまぜ、オリーブオイルを少しずつ加えながら混ぜ合わせる。
3.1の人参の水分を切り、クルミ・ひまわりの種など加え、2のドレッシングを加えて塩・胡椒で再度味をととのえる。
4.冷蔵庫で、しばらく置いて、味がなじんでから頂く。

 

<ニンジン☆クリスマスポテトテリーヌ>

ジャガイモのテリーヌにワンポイントのニンジンのあでやかさが、うきうきさせます。つくりおきもできるので、クリスマスディナーに。

<材料>

-18センチのパウンドケーキ型1本分-

じゃがいも  4個(400g)

生クリーム  100t

ピザ用チーズ 大さじ2

ローズマリー   1枝

ゆず胡椒  小さじ1

塩・胡椒

ベーコン   8枚

ニンジン   2本

<作り方>

1.じゃがいもは、ラップかシリコンなどの専用の入れ物に入れてレンジで10分。あついうちに皮をむいて、マッシャ―でつぶす。

2.ローズマリーをこまかくし、ゆず胡椒とともに1のジャガイモのなかにいれる。さらに生クリーム、チーズを混ぜ合わせる。

3.にんじんを型ぬきして、ラップかシリコンの専用のいれもので、レンジで4分かける。

4.パウンド型に、ベーコンを敷き詰め、そこに2の半量をきっちり詰め込む。にんじんを真ん中にならべ、さらにジャガイモで埋め込む。

5.ベーコンで包み込むようにふたをする。

6.オーブン180度で30分焼く。

7.冷めたら型からだす。


 

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