生で生姜には、ジンゲロールという成分が含まれています。
生の生姜は胃や腸で吸収されて、血液中に入ります。ジンゲロールには、白血球は体内に侵入した風邪のウィルスや細菌と戦い身体を守ってくれる免疫細胞なので、生の生姜には免疫力を高める効果があります。風邪などのウィルスを撃退しやすくなります。天ぷらや冷奴の薬味として生ですりおろして使うことが多い生姜ですが、生姜を生で食べると免疫力がアップします。
生の生姜を乾燥か加熱させると、ジンゲロールがショウガオールという成分に変化します。
熱を加えるとジンゲロールの量は減りますが、ジンゲロールの量が減るにつれてショウガオールという成分が増加します。そして、このショウガオールには血管を拡張し、血行を良くするという機能があります。
血液の流れをよくすることで、老化防止、病気を予防する効果が出てきます。豚の生姜焼きは生姜に火が通っているので、冷たい体をあたためてくれれます。
両方の効能を期待したいのであれば、ぬるめのしょうが湯がおすすめです。
また、乾燥しょうがも、ジンゲロールとショウガオールの2つの働きによって、全身を温めてくれるそうです。
乾燥生姜は、薄くスライスして、天日干しか、電子レンジで5.6分で簡単にできます。スープやチャーハンに入れたり、お湯やお水にはちみつを入れてドリンクとしてもおいしく食せます。 |