夏の風物詩「西瓜」に引き続き、今月は瓜つながりで、「冬瓜」です。ウリ科トウガン属に分類されています。
瓜は冬の瓜と書きますが,6月から9月までの夏が旬の野菜です。
キュウリ、ニガウリと同じく熱をとる夏野菜の冬瓜(トウガン)は、インド、東南アジアの熱帯地域が原産と言われています。暑いところには、熱をとる野菜が生育しているということです。
夏に収穫される夏野菜ですが、なぜ「冬瓜」という名前がついているのでしょう?熟すと皮が固くなり冬まで保存ができることから言われているようです。
冬瓜の栄養を考えると、美容と健康には夏食するのが一番、薄味でさっぱりといいう食感も夏向きといえるでしょう。水分がほとんどなので、
発汗により失われた水分を補給するのにぴったりの野菜です。
冬瓜は、古くから中医学や日本の民間療法などで、熱を収めることからのぼせを抑え、発熱・糖尿病などからくる喉の乾き、水太りのむくみ改善などに効くと言われ、夏バテ改善や肥満・高血圧・糖尿病予防の食べ物として伝えられてきました。
果形は円形や円筒形、偏円形をしています。重さは数キログラムから、20キロに及ぶものもありますが、日本産のものは多くが十キログラム以下となります。果実はその大部分が水分からなり、多汁で、果肉は白く分厚くなっています。
エネルギー量がかなり少ないうえ、たんばくな味で調理しやすく、一度にたくさん食べられるので、ダイエットに適しています。 水分たっぷり、残暑厳しいなか、たよりになる食材です。
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