今月は「りんご」です。リンゴにはいろいろな逸話?があります。その代表をまずご紹介します。
<アダムとイブ>
ある日、エデンの園を歩いていたイヴは、蛇にそそのかされて禁断の木の実(善悪の知識の木の実)を食べてしまった。イヴはアダムにも食べさせた。
このため、二人はエデンの園から追放されてしまう。
アダムの食べた林檎が喉に止まって喉仏となり、
イブの食べた林檎は、胸で止まって乳房になる。彼らが食べた禁断の木の実は、実は”リンゴ”とは書かれていないそうです。
<ウィリアム・テルとリンゴ>
ウィリアム・テルが息子の頭の上にリンゴを置き、クロスボウで一発で射抜いたという逸話は有名です。この「矢の刺さったリンゴ」というのがスイス人の好きなモチーフの1つであり、イラストなどになって様々な場面で登場しています。
<ニュートンのリンゴ>
近代理論科学の先駆者であるアイザック・ニュートンは、木から落ちるリンゴを見て万有引力の法則に気づいたといわれるが、この良く知られた逸話は史実ではないとされています。
1日1個のリンゴは医者を遠ざける (An apple a day keeps the doctor away.)という諺もあります。リンゴは栄養価が高い果実として食されてきています。
風邪をひいたときに、よくすりおりしりんごを食べませんでしたか? ビタミンも豊富と思われがちですが、実はそれほでもなく、主成分は糖分です。主に果糖とブドウ糖が含まれています。それにミネラルのカリウムや、ペクチンやセルロースなどの食物繊維が豊富です。風邪のときに、すりおろしりんごの効能は、ペクチンの粘膜保護作用とリンゴ酸の消炎効果があり、消化・血行をよくしてくれるためです。
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