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旬の食材でヘルシークッキング

<今月の旬>うど

うど(独活)は日本が原産国の野菜です。 旬のうどは、3〜5月初旬の限られた期間しか食べることのできません。春の訪れを教えてくれる食材でもあります。さわやかな苦みは春にぜひ食べたいと感じさせる季節ならではの味わいです。

山菜として食されていましたが、江戸時代より畑で栽培するようになりました。

うどの大木の意味とは?ウドは本当に大木になるのでしょうか?

「うどの大木」の意味は、体ばかりおおきくて立派だが、何のやくにもたたないという者のことです。

ウドは木ではなく草です。 草丈が3メートルにもなりますが、食べられるのは春に出る芽の部分だけです。 丈が大きく育ちますが、柔らかく材木としては使うことができません。これから「うどの大木」の喩えがきています。

漢方薬として使われる場合は同じ"独活"という字を"ドッカツ"と読み、根を乾燥させて使います。

発汗、利尿作用があり、 強壮や脳卒中、鎮痛、頭痛、神経痛、リュウマチなどの薬に利用してます。

うどの特徴は、独特の香りと歯触りです。サラダやなます、あえ物、てんぷら、きんぴら、味噌漬けなどで、独特の香りと苦みでの訪れを楽しみましょう。

 
栄養

 うどはほとんどが水分で栄養価が低く、少量の炭水化物、ミネラル、ビタミンB2、ビタミンC、ジアスターゼなどの消化酵素、タンニンなどが含まれています。

うどには、「ジテルペン」「フラボノイド」「クロロゲン酸」「アスパラギン酸」などの有効成分が含有されているのが特徴的です。
ジテルペンは、自律神経を調整する機能があり、精神の安定に役立ちます。血液循環をよくし、疲労回復に効果があるといわれています 。

また、フラボノイドは「抗酸化物質」のひとつで老化やガンの予防効果などがあるとされています。

クロロゲン酸もフラボノイドと同様に抗酸化物質で活性酸素を除去して細胞の老化を抑制します。 がんの発生予防や日焼けによるメラニンの抑制などの効果があると言われています。

アスパラギン酸も豊富に含まれています。不足すると疲れやすく抵抗力が弱まったりするので、体内で作られる物でもありますが十分に補えます。また、アンモニアなどの有害物質を体外に排泄し神経を守る効果もあると言われています。

■うどに含まれる健康成分

<ビタミンC>  免疫力強化 /疲労回復 /アルツハイマー/美肌

<ジアスターゼ> 消化促進/胸やけ防止/食欲増進/胃酸過多

<タンニン 抗酸化作用/下痢/二日酔い/殺菌作用

<炭水化物> エネルギー源/疲労防止/

うどを洋風に・・ふわふわ卵入りグラタン

うどの皮は非常にアクが強いので厚めにむいて、その後、酢を垂らした水に浸します。そして、茹でるときも酢を加えて茹でるとアクが抜けておいしく仕上がります。

成分名 含有量 成分名 含有量
エネルギー 759kcal カルシウム 553mg
たんぱく質 78.5g ビタミンB2 1.33mg
脂質 28.3g

植物繊維

9.6g
カリウム

2808mg

食塩相当分 1.7g

<全ての材料でを計算>2人分

<材  料>

ウド(栽培もの)・1本
酢・少々
・里芋 5個(厚さ5ミリ切り)
・鶏肉(胸肉)…200g(蒸して1センチぐらいに切る)
・まいたけ 1パック(80g)

・牛乳…200cc
・卵…1個分
・塩・胡椒…適量

<作り方>

  1. ウドは長さ4〜5cmに切り、厚めに皮をむく。
  2. 皮をむいた(1)のウドは斜め2〜3つに切り、酢水に放って5〜6分置き、水気をきる。
  3. 里芋は、皮をむいて、5ミリ幅に切っておく、鶏肉はレンジで蒸して、1センチ幅に切っておく。まいたけはさいておく。
  4. 鍋に牛乳、里芋、ウドを入れてフタをして、約10分煮る。
  5. 鶏肉、まいたけを入れて、塩・胡椒で味を調える。
  6. 5の具を耐熱のさらにうつし、残った汁に卵を少量ずつ加えながら混ぜる。
  7. 6の汁を耐熱皿にうつした具にかけて、さらに上にチーズをのせる。
  8. オーブン200度で20分焼く。
 

<うどの皮の素揚げ>

 

ウド皮 3本分
小麦粉 適量

片栗粉 適量

塩・胡椒

揚げ油  大さじ3

<作り方>

1.ウドの皮を酢水にさらしておく。細く切り、水気を切っておく

2.小麦粉と片栗粉を混ぜた粉に、うどをまぶす。

3.フライパンに油を入れ、少量の油でウドを揚げる。

4.油をきって、さらに盛り付け、しお・胡椒をする。


 

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