しその葉のカルシウムは100g中230mgとたいへん多く、このほかβカロテンもニンジンやパセリよりもさらに多く含まれ、カリウムやビタミンC、食物繊維も多く、栄養価に優れた食材です。
β(ベータ)−カロチンの含有量は、野菜の中でトップクラスである。 β−カロチンには、活性酸素の生成を防ぐ抗酸化作用があり、がんの予防に効果があります。
さらに、近年シソ科植物の種子から抽出したシソ油が注目されている。シソ油に豊富に含まれる不飽和脂肪酸『α(アルファ)−リノレン酸』は、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)に変化し、血栓を防ぎ、血液の流れをサラサラにする働きがあり、 脳卒中、心臓病などの成人病を効果的に予防します。また、「悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす」「ガン予防」等の作用を持つとされています。
赤シソの色素であるシソニンには、抗酸化作用があるとされています。
ポリフェノールの一部であるロズマリン酸も含まれています。アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患の症状を軽減する効果もあると言われています。これは青ジソよりも赤ジソにより多く含まれます。
しその葉の独特の香りはポリフェノールの一種であるペリルアルデヒドによるものです。別名しそアルデヒドとも呼ばれています。ペリルアルデヒドには強い抗菌作用・防腐効果があります。
しその種子には必須脂肪酸であるα-リノレン酸やポリフェノールの一種であるルテオリンが含まれています。これらは抗アレルギー成分として知られており、アレルギー症状を軽減する効果があります。 |