えのきだけは、きのこの中では、シイタケに次いで生産量の多く、加工なしで利用されるキノコとしては一番食されています。現在、1年中出回っている白くモヤシのようなえのきたけは、暗い室内で2週間ほどもやし状に栽培されたものです。それに比べて天然のものは栗色で、軸は太くて短くかさも大きく味も全く違うものです。
また、煮てとろみをつけて味付けしたものが「なめ茸」の名称で瓶詰め等として市販されています。
きのこ類に多い「β-グルガン」という物質には正常な免疫機能を高め、ガンを抑制する作用がある。えのきたけはよく食べる人ほどガンの発病率が低いという報告もあり、1日10g程度を常食すると効果的とされている。このほかに「花粉症」や「アトピー」などのアレルギーの改善にも役立つともいわれている。
「氷えのき」が流行っています。流行っていましたというのが正確かもしれません。
ダイエット効果抜群ということでした。
なぜ「氷えのき」かといば、エノキタケをミキサーにかけることで硬い細胞膜が砕かれ、
キノコキトサンという成分が出やすくなります。そして、エノキタケの成分は熱に強いので、煮る工程で
加熱されても壊れることがなく、水分中にうまく溶けだします。
そして凍らせることにより細胞が膨張して引きちぎられるので、
栄養が細胞の外に出てきます。
これらの工程で、エノキタケをそのまま食べるよりもより効率的に栄養を吸収しやすい状態になるというわけです。
ただ流行っているだけでなく、しっかり根拠もあったようです。ためしに「こおりえのき」を食してみてはいかがでしょう。 |