キウイの原産は中国の南部で、別名「チャイニーズ・グーズベリー」ともいいます。中国ではかなり昔から存在していましたが、栽培はほとんど行われていなかったようです。そして1904年に中国を訪れた女性旅行者によってキウイの種がニュージーランドに持ち込まれ、より品種改良されて現在のキウイの原種が誕生しました。
その後50年ほどでニュージーランドのキウイは生産量が安定し、輸出されるまでになりました。その際、外国にアピールするため「チャイニーズ・グーズベリー」を改め「キウイフルーツ」と命名。名前の由来はニュージーランドの国鳥「キウイバード」から来ているともいわれていますが、定かではありません。なお日本に登場したのは1960年代で、日本でも比較的栽培しやすいことから国内でも生産されるようになりました。
国内においては、愛媛県、佐賀県の産地です。
キウイは、ほかのフルーツと比べてもダントツで、ビタミンC、カリウム、植物繊維がたくさん含まれており、スーパーフルーツとも呼ばれています。
暴飲暴食の多い月には、キウイフルーツを1個か2個たべてみるのもいいですね。
キウイフルーツのゼリーをつくる場合、ゼラチン(たんぱく質)を使うとアクチニジンの働きでかたまらないので、果肉に熱を加えて酵素の作用を消してから用いるか、ゼラチンではなく寒天でかためるとよいでしょう。 |