春から夏に向けて、冬にたまった脂肪を分解し老廃物をだし、夏の暑さの備える準備をする季節がやってきました。旬を迎える春の食材はアクの強い食材が出そろいます。その中でも季節限定の「春の山菜」があります。春には苦いもの、アクのつよいものを摂れといわれます。これらのなかには解毒や脂肪分解に効く、アルカロイドやポリフェノール含まれてているからです。
春になると新陳代謝がたかまるので、肝臓の機能がフル稼働になります。その働きを助けてくれる食材は春にちゃんと出没するのです。
セロリ、セリ、ふきのとう、ウド、菜の花、明日葉、つくし、タラの芽、フキ、にら、たけのこ、ぜんまい、
アスパラバス、あさつき、新たまねぎなどが春の解毒食材たちです。
あさつきも早春の山菜のひとつです。昔はたんぼやあぜ道などに生息していました。あさつきは見た目はネギですが、ネギよりうすい緑糸色をしているので、「浅葱」とよばれるようになったようです。
冬から早春にかけては、球根とのびてきた新芽の部分を収穫して春の味覚として、楽しまれています。特に山形県では伝統料理として親しまれています。春先だけにでまわる球根と葉の部分はほんのり苦辛く、冬にたまった毒素を排出してくれそうです。ぜひこの時期にしか味わうことができないあさつきを食してください。
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