夏みかんの皮には、 人参や南瓜に含まれているベータ・カロチンが比べてがたっぷり含まれている。
さらに「βクリプトキサンチン」 というミカン色の色素のもとになってい物質と「オーラプテン」という香りの成分が多く含まれており、この二つが発癌抑制効果があります。従来の発癌抑制物質は活性酸素を消失させることで発癌を抑制していましたが、オーラプテンは活性酵素自体を作らせない働きがあります。オーラプテンを摂取するには皮を、砂糖煮やマーマレードにするとたっぷりとることができます。
酸っぱさの元になっているクエン酸はミカンの倍含まれており、カルシウムなどのミネラルの吸収を助け、動脈硬化を予防する働きもあります。クエン酸は疲労物質の乳酸をとかし、酸性の血液をアルカリ性に中和するはたらきがあります。動脈硬化を予防するだけでなく、疲労回復にも大きく力を発揮します。
ビタミンCも豊富に含まれていて、1日1個食べれば、ほぼ1日に必要な量を摂ることができます。
皮の部分には果糖のほかに、甘い香りのする香橙油やリモネンといった成分の精油を含んでいます。
ペクチンも多くふくまれています。
ペクチンはフルーツジャムを作るときに、フルーツをゼリー状にしてくれる成分です。水溶性食物繊維の一種です。皮よりみかんの袋や房には、このペクチンが実の4倍も多く含まれています。ペクチンには、コレステロール値を下げるはたらきもあります。
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