自動車総連 安全衛生ホームページ
ホーム 労働災害の防止 労働安全衛生法改正 安全衛生イベント メンタルヘルス 健康マネジメント お役立ちリンク
健康マネジメント
健康診断結果を確認しよう
生活習慣関連
フィットネス
タバコとアルコール
食生活
安全JAWSくんのヘルシークッキング
健康関連リンク
安全JAWSくんのヘルシークッキング
旬の食材でヘルシークッキング

<今月の旬>昆布

前回に引き続き、日本の「UMAMI」の伝統食材昆布です。どんな料理とも相性がよく、世界的にも「UMAMI」として注目をあびています。昆布のうま味はそれだけでも美味しいのですが、かつおぶしやにぼしなどのうま味が加わることにより、相乗効果でいっそう美味しくなります。
その歴史は古く、縄文時代の早くから食されていたと言われ、奈良時代には 朝廷に献上したと書かれており、この記述が最古とされています。 戦国時代には、昆布は陣中食(じんちゅうしょく)や籠城(ろうじょう)に備えての兵糧として利用されていました。また、戦さの出陣や凱旋時にも、「打ち勝ち喜ぶ」という意味て、縁起物として好まれました。
昆布の産地は北海道ですが、北海道開拓以降全国に広がっていきました。鎌倉時代中期、北海道と本州を交易船が盛んに行き交うようになり、昆布は日本各地に広がっていきました。
この航路は昆布ロードと呼ばれ、室町、江戸と時代が進むにつれて拡大を続け、やがては琉球、中国の清王朝まで達していきました。
昆布ロードに伴って、それぞれの地方で新しい昆布食文化が誕生していきました。
北海道では出汁に用いられますが、北陸ではとろろ昆布やおぼろ昆布に、関西では佃煮に、そして沖縄では炒め物などに調理法も変化していきました。富山県は、昆布王国といわれるほど、日本で一番の昆布消費地です。富山では、おにぎりといえば、海苔ではなく、とろろ昆布が常識とされています。良い出汁がとれるのは、真昆布、利尻昆布、羅臼昆布の3種類、関東では、出汁にも煮物にも使える日高昆布がおなじみです。

さまざまな郷土料理を生み出した昆布は、私たちの伝統的な日本食文化を支える、大切な食材です。

 
栄養

昆布のうまみ成分は、アミノ酸の一種のグルタミン酸、うま味成分には、脳の活性化や塩分、糖分、油脂のとりすぎ防止に効果があります。

さらに昆布は、カルシウムや鉄などのミネラルの宝庫です。
人体の必須ミネラルは16種類と言われ、一日の摂取量が100mg以上必要とされるものは主要ミネラル、100mg未満のものは微量ミネラルと呼ばれています。昆布は主要ミネラル(カルシウム、カリウム、マグネシウム、ナトリウム)だけでなく微量ミネラル(鉄、ヨウ素、亜鉛)も豊富に含み、私たちの身体に必要なミネラルのほとんどを含まれています。

昆布には食物繊維も豊富に含まれています。昆布に含まれる食物繊維には、アルギン酸やフコイダンなど水溶性のものが多く、あのヌルヌルとした食感のもとがアルギン酸です。
アルギン酸は消化管ではほぼ消化、吸収されないまま胃を素通りして腸へと届きます。
そこでゼリー状に変化して、腸内の余分な栄養素や有害物質を取り込み、身体の外へと排出してくれるのです。よって、 昆布の食物繊維は大腸ガン、高血圧、脳卒中、肥満などの生活習慣病や現代病の予防に役立つとされ、注目されています。

微量ミネラルのヨウ素も含まれています。人間の体の成長や新陳代謝は、甲状腺ホルモンによってコントロールされています。食品として食べたヨウ素は、そのほとんどが甲状腺に取り込まれ、甲状腺ホルモンの生合成をサポートします。私たち日本人は、昆布や昆布だしを使った料理を日常的に食べているので、ヨウ素が足りなくなることはほとんどありません。

■昆布に含まれる健康成分

<ヨウ素 甲状腺ホルモンコントロール/新陳代謝向上

<アルギン酸> 血圧を下げる/便秘防止/脳卒中防止/整腸作用/

<グルタミン酸> 脳の活性化/ダイエット効果

<カりウム> 高血圧防止/むくみ防止/

「昆布と夏野菜のピクルス」
昆布のうまみがたっぷり、さっぱりと夏野菜をつけこんで、絶品です。
成分名
含有量
成分名
含有量
エネルギー

201cal

カルシウム
306mg
たんぱく質

6.9g

カリウム
3,157r
脂質

1.0g

植物繊維

15.9g
ナトリウム

2,880mg

食塩相当分
7.4g

<材料すべてで計算>

<材  料>

昆布 10センチ

水 120cc

ーピクルス液-

昆布のだし汁 大さじ4

酢 大さじ4

砂糖 大さじ1

塩 小さじ1

にんにく 1片

赤唐辛子 1本

-野菜-

きゅうり 2本

パプリカ(赤・黄) 各1個

みょうが  5本

オクラ   5本

<作り方>

1.昆布は表面を軽くふく。水に約10分ぐらい漬けてやわらかくしてから細切りにする。

2.きゅうりは乱切り、パプリカは一口大、セロリは斜めにスライスし、ひとつまみの塩でもんで絡める。

3.ピクルスの液を混ぜ合わせる。これに1.2をいれて、一晩漬け込む。

 

<キャベツ&ふじっ子のおつまみサラダ>

こんぶといえば「ふじっこ」でしょう!シンプルだけど、やめられない逸品です。

<材料>

キャベツ 葉2枚

ふじっこ(塩昆布) 2つまみ

ごま油  大さじ1

<作り方>

1キャベツは食べやすい大きさにちぎって器に盛り、ふじっ子をのせてごま油をかける。

 
▲ページの先頭に戻る
 
Copyright © 2009 自動車総連