ヤリイカは亜鉛やナイアシンなどのミネラルを含んでおり、高タンパク質、低カロリーの食材です。またビタミンB群やビタミンEも豊富なので内蔵ごと食べると効果抜群だそうです。
イカにはタウリンが沢山含まれており、胆汁の分泌を促進し、肝臓の働きを助け、 肝機能を高める働きがあると言われています。タウリンはアミノ酸の1種ですが、イカのタウリンは遊離アミノ酸と呼ばれるものです。
体内を循環する性質を持ち、アミノ酸が不足しているところを補います。また、うまみ成分を多く含んでいるのも特徴です。スルメイカを姿干ししたものについている白い粉は、カビではなく遊離アミノ酸を含んだタウリンです。遊離アミノ酸は季節によって変動するので味の変化にも表れます。
ヤリイカに含まれるビタミンBは炭水化物や糖質を分解しエネルギーに変えるのを助ける働きがあります。疲労回復を早めたり倦怠感を予防する働きがあるとされています。ビタミンBは乳酸などの疲労物質のエネルギー転換をする働きをしてくれます。またビタミンBは脳のエネルギー源であるブドウ糖の精製を助ける働きもしてくれます。
ヤリイカに含まれるキトサンは脂肪を吸収するためダイエット効果が期待できるとされています。キトサンは不溶性の食物繊維でお腹の調子をよくしてくれたりコレステロールの吸収を抑えてくれます。キトサンは食物繊維なのでとり過ぎるとお腹がゆるくなってしまいます。便秘解消効果もありますがとり過ぎると便秘になってしまうケースもあるようです。
ヤリイカの成分にリゾチームというものがあり防腐力が強いです。リゾチームは細菌細胞の細胞壁を加水分解する酵素です。リゾチームが働くと体内に微生物が侵入して来ても微生物を溶してくれます。腫れをやわらげる作用や傷んだ組織の治りをよくしてくれます。痰や膿を分解してくれる働きもあるそうです。ヤリイカに含まれるリンは骨や歯を作る作用があり丈夫な骨づくりのために不可欠な栄養素とされています。またエネルギーを発生する物質を構成している成分です。生命活動を支えるために重要な働きをしています。リンをとり過ぎると骨のカルシウムの吸収を妨げたり腎機能の低下をもたらしてしまうそうです
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