.お茶の歴史は古く、紀元前の古代、中国で発見されたといわれるお茶。漢の時代には、すでにお茶はよく知られていたようです。
日本のお茶の歴史は、奈良・平安時代に、遣唐使や留学僧によって、中国から仏教とともに伝わったのが始まりで、当時は万能の薬(不老長寿の仙薬)として珍重されました。
各時代を経て、お茶に親しんできた日本人ですが、2000年頃に、缶のお茶からペットボトル500mlが発売されてから、温かいお茶から冷たいお茶を飲むということ、特に夏場によく飲まれることになったことなどで、お茶の消費量があがり、私たちはお茶を飲むことが定着してきました。
現在、全世界の学会でも日本緑茶は注目されています。一杯のお茶には数多くの医薬成分が含まれており、これらが日本緑茶特有の香味も引き出しています。日本緑茶を飲んでいるだけで、お茶の中の様々な成分が体調を整え、健康を保つために大いに役立っているのです。
お茶にまつわることわざも多々あります。
-「お茶の子さいさい」-
「お茶の子」とは、お茶に添えて出されるお菓子のこと。「さいさい」は、はやし言葉です。お茶の子がお腹にたまらない物であることから、お手軽・簡単な様子を表します。
-「お茶を濁す」-
適当なことを言ったり、いいかげんなことをしたりして、その場をつくろってごまかすことを例えていう言葉です。茶道を知らない人が、適当にお茶を濁らせて抹茶に見えるようにしたことが語源とされています。
日本人に昔から親しまれている緑茶、ペットボトルやティバックの普及でより身近になってきています。今の時期多くの人を悩ましている花粉症にも効果があるとか・・まだまだ未知の力を秘めていそうな緑茶を日本人のソールドリンクとして飲み続けましょう。
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