我々日本人は古来より海藻を利用して生活してきました。 それは、我々日本人の味覚に合っていたと言うだけでなく、日本国土にはカルシウムが乏しく、水や農作物からは充分なカルシウムを取りことができませんでした。欧米の土地では土壌にカルシウムが含まれているので、農作物でカルシウム補給をすることができます。そこで、先人たちは海からの収穫物でカルシウムを補っていました。体が海藻を欲していたのだとされています。
そして、新鮮な海藻を手に入れにくかった内陸部のために、乾燥させ保存できるようにして食べられるようになりました。
日本は海に囲まれているので、、ひじきは豊富に採れると思われがちですが、日本で消費されているひじきの90%以上が外国産。主に韓国、最近では中国からも輸入されています。国産のひじきは、房総半島、伊勢志摩、紀伊半島、中国、四国地域で生産されています。国内産ひじきがほぼ100%天然物であるのに対して、外国産は9割以上が養殖です。
ひじきは、波の荒い海岸沿いの岩場に生息する50〜100cmの茶色い海藻。岩に付着した根からは1〜2,3本の茎が出ていて、その茎からは、葉や小枝が出ています。この小枝と葉、茎をわけて、茎の部分は、長ひじき、茎ひじき、糸ひじき、葉や小枝の部分が芽ひじき、姫ひじき、米ひじきとし売られています。
一般的に販売されているものは乾燥されたものがほとんどです。国内産ひじきは、コシが強くて風味が豊かなのが特徴です。食べ方としては、古くから煮物などにして食べられてきました。 ひじきと相性の良い食材は乾燥シイタケ、鶏のささみ、魚介類、乳製品、豆類などがあります。
オーソドックスな煮物にプラスして、これらの食材を使用すると、ひじきの栄養成分を効率良く吸収することができます。
びじきは、美容によい栄養もたっぷりとふくまれています。
・ヨウ素で代謝アップ
・ミネラルで腸の働きを活発に
・ビタミンAで肌を丈夫に
・食物繊維がたっぷり
・カルシウムも豊富
などです。日本食の代表格のでもあるひじき、栄養が豊富なので、美容だけでなく健康にも大きく貢献してこれます。これからもますます、取り入れてみてください。
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