自動車総連 安全衛生ホームページ
ホーム 労働災害の防止 労働安全衛生法改正 安全衛生イベント メンタルヘルス 健康マネジメント お役立ちリンク
健康マネジメント
健康診断結果を確認しよう
生活習慣関連
フィットネス
タバコとアルコール
食生活
安全JAWSくんのヘルシークッキング
健康関連リンク
安全JAWSくんのヘルシークッキング
旬の食材でヘルシークッキング

<今月の旬>ターメリック

日本人はカレーが大好きな国民です。カレーにはたくさんのスパイスが含まれていますが、なんといってもターメリックが一番の含有量、黄金色の元でもあります。

英語名のターメリックを和訳したのがウコンですが、日本では品種によって春ウコン、秋ウコン、紫ウコンというように呼んで区別します。カレーにいれるターメリックとして使われるのは秋ウコンです。

ターメリックには、肝臓機能を高める効果があることが古くから知られていました。それいえ、「カレーライス」は「食べる漢方」とも呼ばれています。最近ではそれに加えて老化の原因である活性酸素の発生を抑える抗酸化作用があることが研究でわかってきています。それに、肝機能を高めるということから、二日酔い防止ということで多くのウコンドリンクが発売されています。お酒を飲む前1時間前に飲むと効果的ともいわれています。

老化防止と二日酔い防止なんともうれしい効果です。


ターメリックの原産はインドといわれ、紀元前からその薬効を知られていました。最近代替医療の一種として注目を浴びているインドの伝統的な医術、アーユルヴェーダの中でもターメリックについて述べられています。アーユルヴェーダには5千年の歴史があることから、インドの人々が古くからその薬効に気が付いていたことがわかります。さらに、その粉末が鮮やかな黄金色で、絹や木綿を染めるのに適していることから、神聖な植物として扱われ、冠婚葬祭でターメリックで染めた衣服を着る習慣がありました。

インドから唐の時代に中国に渡り、日本へは室町時代頃に入ってきました。ほとんど薬用として使われていました。 17世紀には沖縄で「うこん」の栽培が始まりました。

インドと日本のカレーの違いはスパイスにも表れています。
インドに「カレー」という名前の料理が存在しません。「カレー粉」も存在しません。

日本で、最もポピュラーな国民食のカレーですが、発祥の地といわれるインドのカレーとは全く違います。まず、日本ではカレーを作る際に決まったスパイスが含まれているカレー粉を使うのに対し、インドのカレーは料理ごとにさまざまな種類のスパイスをブレンドして作っているのです。

私たちが使用しているカレー粉には、「ドウガラシ」「ターメリック」「クミンシード」の3つのスパイスです。1870年代、日本軍を通じてイギリスから日本へカレーが伝わり、カレーと日本の白米を組み合わせたカレーライスが誕生し現在ヘと至ります。

ターメリックという名前はあまり表にでませんが、「カレーライス」好きな日本人にとって、最もなくてはならない香辛料です。

 
栄養

ターメリックが健康に良いと言われる一番の強力な成分は、クルクミンです。 ポリフェノールの一種で、黄色い色素成分の名前です。ターメリックには1000種以上の成分が含まれていると言われていますが、中でもこのクルクミンが最も多く含まれています。

クルクミンには、胆汁分泌を促進する作用があり、肝機能を強化すると共に腎機能を高める効能も知られています。抗酸化、消炎、抗菌といった薬効成分もあります。これらの効能は、糖尿病、関節炎、アルツハイマーの予防と治療にも効果があるとされています。保湿や毛穴に関する肌トラブルの改善、口元のたるみについても効果があるとされています。さらには、疲労を軽減し体調を整えることから、肌荒れなどを防ぎ、健康な肌作りに役立つといわれているのです。

ターメリックには精油成分も豊富です。これもターメリックの黄色の成分のひとつです。
胆汁の分泌を促進するターメロンやシネオール、体内のコレステロールを溶かすが認められているクルクメン、腫瘍に対して増殖を抑える作用が実験で認められたエレメン、胆汁を排出する作用のあるパラメチトルイルカピノールなどが有名です。

最近、健康に欠かせない栄養素として話題のフラボノイドも含まれています。
フラボノイドにはもろくなった血管を修復する作用があるので、血管を丈夫にします。他にも炎症や潰瘍を治す作用があるアズレンや、カンフル剤の語源となった強心作用があるカンファといった成分も含まれています。このため、インドに伝わる代替医療では、古くからターメリックが傷薬や強心剤としても用いられてきました。

ターメリックには、ミネラルやビタミン類なども豊富です。
鉄分やカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル群やビタミンCとビタミンBが含まれているので、普段不足しがちな必須栄養素をバランス良く取るのに適したスパイスです。

 カルシウムは動脈硬化予防に効果があるとされており、ほうれん草の約3倍も含まれています。さらに、心臓や筋肉の働きを調整してくれるといわれるカリウムも、バナナやパセリよりも多く、一度でさまざまなトラブルをケアすることができます。

■ターメリックに含まれる健康成分

<クルクミン> 肝機能向上/心不全防止/生活習慣病防止/抗酸化作用

<フラボノイド 血管の修復/炎症・腫瘍を治す/強心剤作用

<カルシウム> 骨の形成/動脈硬化予防/精神安定

<カリウム> 心臓や筋肉の働き向上/むくみ防止/

お手軽に市販のルーでキーマーカレー

まだまだ、残暑がのこるなか、簡単に料理はすませたいものです。あっという間にできるキーマーカレーを紹介します。

成分名
含有量
成分名
含有量
エネルギー

693cal

カルシウム
115mg
たんぱく質

42.5g

4.9mg
脂質

37.5g

植物繊維

8.8g
カリウム

1484mg

食塩相当分
2.5g

<すべての材料のカロリー>

<材  料>(2人分)

合い挽き肉 200g

玉ねぎ 中1個

にんじん 1/2本

にんにく 1片

しょうが 1片

油 大さじ2

水   300cc 

市販の普通のカレーのルー 2かけ

<作り方>

-下準備・しょうが・ニンニクをみじん切りにしておきます

1..玉ねぎ、にんじんは全て3〜5mm角の微塵切りにしておく(フードプロセッサーを使うと簡単にできます)

2.フライパンに油大匙2を入れニンニクとしょうがを炒める。香りがでてきたら、ひき肉をいため、さらに野菜をいれていためる。
3.水を野菜が被るくらい300t位を入れて、 市販のルーを2かけ入れ出来上がり。水分の量はお好みで、煮込むこと。

 

<フライパンでタンドリーチキン>

チキンを付け込んでおいて、焼くだけ。

<材料>

鶏もも肉 2枚(700g)

★ヨーグルト 200g

★生姜(おろし) 2.5cm

★にんにく(おろし) 2片

★レモン汁 大さじ2

★クミンパウダー 大さじ1

★ターメリックパウダー 大さじ1/2

★チリパウダー 大さじ1

★カルダモン 大さじ1/2

★塩 小さじ1

油  大さじ1

付け合せの野菜:好みで

<作り方>

1. ★印の材料を混ぜ合わせる。ジップロックなどにお肉を入れ、冷蔵庫で1〜2日間寝かす

2.ペーストをぬぐい、フライパンに油をしいて、中火でゆっくりと火をとおす。

 
▲ページの先頭に戻る
 
Copyright © 2009 自動車総連