こんにゃくには、豊富な水溶性食物繊維であるグルコマンナンや骨や歯を強くするカルシウムが含まれていることが挙げられます。 こんにゃくの成分は約97%が水分で、それを除くと主成分は「グルコマンナン」という水溶性食物繊維です。食物繊維は大きく分けて、水に溶けないもの(不溶性食物繊維)と水に溶けるもの(水溶性食物繊維)とがあり、それぞれ違った特長があります。不溶性植物繊維は水分を吸収しやすく、便のかさをふやし排便を促します。
水溶性植物繊維は、水に溶けやすく、
溶けた食物繊維はゲル状になりかさ増しするので、長時間満腹感が得られるようになります。
こんにゃくは100gにつき5kcalの熱量をもつとされる非常にローカロリーの食品です。
■生活習慣病の予防
グルコマンナンは、コレステロール値を下げたり、有害物質を排出させる働きがあるため、動脈硬化や脂質異常症への予防に役立ちます。また、糖分を体内に吸収させるスピードを遅くすることで、糖尿病の予防、不必要なナトリウムを排出させる作用があるため血圧を下げます。
■便秘の改善
グルコマンナンは水溶性食物繊維であり、腸内細菌によって分解されると腸内環境を整えるオリゴ糖へと変化します。また、腸の動きを活発にし、便通を促すだけでなく体内の有害物質を排出させるので便秘の改善や体の内側をキレイにしてくれます。
■骨粗しょう症の予防
こんにゃくに含まれるカルシウムはアルカリ性なので、酸に溶けやすく体内に吸収されやすい性質をもっていることから、骨粗しょう症を予防する働きがあります。
■皮膚や肌のうるおい
こんにゃく芋にはセラミドがふくまれていますが、こんにゃく芋を精粉し、グルコマンナンだけを取り出したこんにゃく粉から作られています。これにはセラミドがふくまれていません。セラミド効果を得るためには精粉せずにつくられる生芋こんにゃくがおすすめです
セラミドが含まれている食品(米。小麦、大豆)の15倍、皮膚や髪のうるおいを守る働きがあります。
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