白玉粉は室町時代ないし鎌倉時代に、禅の修業のために中国・南宋(なんそう1127年 - 1279年は、中国の王朝の一つ)に渡った僧侶や日本への渡来僧によって伝えられたとの説もあるが真相は不明です。室町時代のころから食べられてきました。昔は、寒い冬に凍てた米を細かく砕いてだんごの原料に使ったのが始まりのようです
一般に広まったのは江戸時代・元禄の頃で、砂糖や餡といった甘味が庶民の手に入りやすくなるとともに大衆化されたと言われています。
白玉粉(しらたまこ)は、もち米を加工した粉。
別名、寒晒し(かんざらし)と呼ばれています。
白玉の原材料は、もち米の粉。つまり元は餅と同じですが、異なる点は、その手間のかけ方です。
白玉粉を作り方は、もち米を水洗後、一晩水に浸してから水切りし、水を加えながら挽いて、
その乳液をふるいにかけ、沈殿したものを圧搾脱水し、天日乾燥させたものです。
なんどもも水にさらして余分な物を取り除くというひと手間、そして最後に固めて乾燥させた粉であることから。寒い冬に何度も繰り返し沈殿させる“寒ざらし”という手法により、腐敗しにくい完璧な保存食になりました。
白玉団子や和菓子(求肥)の材料に用いられる。粉の粒子が小さいので、出来上がった白玉はつるりとした食感でとても美味しいものです。
上新粉、白玉粉、もち粉はいずれも米を原料にした米粉です。なにが違うのしょうか?米粉は、米を加熱してから粉にするものと、そのまま粉にするものに分かれており、うるち米か、もち米からつくられます。上新粉はうるち米を精白→水洗→乾燥させ粉にする。
柏餅、草餅、ういろう、かるかんなど
に用いられます。もち粉はすべて、もち米を水洗い→乾燥→粉にする。大福や牛皮に使われいます。白玉粉はもち米から作られます。 |