ビーツの赤い色はポリフェノールの一種ベタシアニンという成分によるもので、抗酸化作用があるといわれています。ポリフェノールの中でも強い抗酸化作用がある成分で、活性酸素を除去してがん発症を予防する効果があると言われています。
ビーツに含まれるベタインという成分は、肝臓に脂肪がつくのを防ぐ働きがあります。肝臓の機能を強化する作用もあると言われ、脂肪肝や肝硬変を予防する効果があります。
ミネラルの一種であるカリウムがたっぷり含まれています。なんとレタスやトマトの2倍以上が含まれています。カリウムは体内の余分なナトリウム、すなわち塩分を排出する働きがあり、むくみの解消につながります。また塩分を排出して血圧の上昇を防ぐため、高血圧の予防にもなります。
ビーツには食物繊維のほか、天然の難消化性オリゴ糖「ラフィノース」が含まれています。腸内の環境を整えて善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑制する効果が期待できます。また便通を改善することで、老廃物を体外に排出しやすくします。
特に注目を集めているのが、ビーツを摂取することにより体内で産生されるNO(エヌオー・一酸化窒素)です。これは血液の流れをよくするだけでなく、血管の筋肉ををしなやかにします。血栓や脳梗塞の予防にもなります。
さらに血流量を増やし体内いの酸素が効率よく使われる働きをします。筋肉増強効果や持久力アップにつながり、疲労回復、基礎代謝のアップ、ダイエット効果も期待できます。
ビーツは、真っ赤な野菜です。中まで真っ赤というのが特徴です。飲む輸血と言われているのは、血の栄養になる鉄分が豊富だからです。
他にもリンやナトリウム、マグネシウム、カルシウムも豊富です。
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