唐辛子の原産地は、南アメリカの熱帯地域。何と紀元前7,000年〜8,000年ごろにはペルーやメキシコなどで栽培されていたそうです。日本の歴史で言うと縄文時代。異国の地ではすでに唐辛子文化が根付いていたようです。
?唐辛子の世界的な普及の礎となったのは、コロンブスです。「アメリカ大陸を発見した人」という歴史上の有名な人物です。そもそも彼が船旅をしたのは、マルコ・ポーロの書物からインドや中国、日本(ジパング)に高い関心を抱いていたことと、ここにある香辛料が高く売れたためです。中でも胡椒がとても貴重な香辛料でした。
1492年にサン・サルバドル島に到達したコロンブスは、近隣諸島を巡って唐辛子と出会います。ここでも彼はちょっとした勘違い。唐辛子をコショウの仲間だと思ってしまったようです。唐辛子の英語名は「Red pepper」ですが、コショウを表す「Pepper」が名称の一部になっているのはそのためです。
地球の裏側から日本に戦国時代、安土桃山時代、江戸時代初期に日本につたわったようです。
唐辛子にも、緑色や赤色の唐辛子があります。
「鷹の爪、三鷹、ハラペーニョ、カイエン、ハバネロ」などと多くの種類があります。緑と赤があるの青唐辛子が熟成されると赤唐辛子に変わるのです。
赤唐辛子は、
加熱されると辛みが深まり、青唐辛子は、青唐辛子は赤唐辛子より甘味があります。
青唐辛子の種類には「ししとう、ピーマン、パプリカ」などもあります。
唐辛子といえば日本では一般的に鷹の爪や一味、七味、カイエンペッパーなど乾燥させた形で使われることが多く、輸入されたものが大半なので、生のものを目にする機会はあまりありません。
青唐辛子は夏から秋の7月〜10月頃が旬となっています。今の季節ならでは、生を食してみてはいかがでしょうか?生のものは乾燥させたものにはない美味しさや用途もあります。さらに
時期の終わり頃に辛味がさらに増すそうです。
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