植物繊維ランキングは、第1位「大麦」、2位「ごぼう」です。穀類の中では、白米の26倍、玄米の4.3倍も多くの食物繊維が含まれています。
食物繊維には「水に溶ける」タイプ(水溶性)と「水に溶けにくい」タイプ(不溶性)の2種類があり、ほとんどの野菜に多いのは「水に溶けにくい」タイプです。
もち麦の食物繊維には水溶性と不溶性がバランスよく含まれており、この2つの食物繊維がうまく作用して便秘の改善してくれます。これにより、腸の免疫力を高めて大腸ガンの予防にも役立ちます。
もち麦の「胚乳」と呼ばれる細胞に大麦β-グルカンをたーっぷり含み、精麦されてもその栄養価が損なわれることはありません。このβグルカンには、ガン細胞などを攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞や、免疫そのものを司るマクロファージ細胞を活性化する働きがあることから、免疫力を高め、ガンなどの病気を予防したりアレルギーを抑える効果があると言われています。
また、βグルカンは、一緒に食べたものを緩やかに消化吸収させる働きを持っています。
これにより、別名 “肥満ホルモン”と呼ばれるインスリンの分泌が抑えられ、食後の急激な血糖値上昇を防いでくれます。
急激な血糖値上昇を防ぐ働きにより、糖尿病の予防にも役立ってくれます。
さらに大麦βグルカンのすごいところは、
次の食事までその効果が持続されることです。
これをセカンドミール効果といいます。
もち麦が注目されているのは、生活習慣病の抑制効果に加え、便秘解消、美容効果といいモノずくめだからです。白米に混ぜて食べることにより、カロリー減で栄養価アップとなります。 |