桜えびはの加工により栄養素が少し違ってきます100g当たりで比較すると
・素干し桜えび(天日干し・乾燥) エネルギー297kcal 、カルシウム 2000mg、タウリン3240r
・ゆで桜えび(釜揚げ) エネルギー91kcal 、カルシウム 690mg、タウリン1080r
・生桜えび エネルギー88kcal 、カルシウム 680mg、タウリン680r
同じ桜えびでも加工方法で栄養が大きく異なります。水分が抜けている関係で、100g中の絶対的な桜えびの量が多くなりカロリーが高くなっています。カルシウムも、同様に水分が抜けた分3倍の量となります。グリシンやタウリンも生の桜えびの約3倍の含有量になっています。栄養価の面では、素干しの桜えびが効率よく栄養を得ることができます。
上記の他の栄養素としては、カルシウム、アスタキサンチン、グリシン、タウリン、DHA(ドコサヘキサエン酸)などですが、桜えびは、えび丸ごと一尾そのまま食べることから栄養価がもれなく摂取できます。
カルシウムの多さからは骨阻しょう症の改善や予防に良い、ビタミン類には、細胞の老化を防ぐ作用があります。キチン、キトサンの摂取によって悪玉コレステロールを下げる作用や、肥満改善、免疫活性作用、整腸作用などの効果が得られます。桜えびの赤色に含まれるアスタキサンチンには、抗酸化作用、活性炭素を抑える作用や、眼精疲労を改善する作用が期待できます。
このように、小さな桜えびの栄養には健康に嬉しい栄養効果がたくさん。誰もが気になる老化予防や、免疫力向上の作用が期待できるので、子供からお年寄りまで食べてほしい食べ物です。
生のまま食べても栄養は豊富ですが、素干しにすると効果はさらに高くなるので、そのままおやつ感覚で気軽に普段の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。 |