うにの栄養は、ビタミンB12の含有量の豊富さが目立ちます。
ビタミンB12は、動物性食品から多く摂れる栄養で、赤血球を作る働きがあることから、貧血の予防や改善の効能があります。また、ビタミンB12は神経機能を正常に維持する栄養でもあるため、手足のしびれやうつ病の症状なども予防してくれる効能があります
うにには、ビタミンKも含まれています。
ビタミンKは、別名「止血のビタミン」と呼ばれる栄養で、脂溶性のビタミンです。効果や効能としては、正常な止血作用があること有名ですが、骨や歯の形成や維持をサポートする働きもあるため、丈夫で健康なカラダづくりにとても役立ちます。
さらに強い抗酸化作用を持つビタミンEも含んでいることも特徴です。
ビタミンEは、末梢血管を広げる栄養で、血行促進に効能が期待できます。悪玉コレステロールと呼ばれる血中のLDLコレステロールを抑制し、血液をサラサラに保つ効能もあります。
また、意外に多いのがβ-カロテン。ビタミンEと同様に抗酸化作用が強く、生活習慣病の予防に有効な成分です。
そして、タンパク質も豊富です。脂質が多いイメージのうにですが、じつはタンパク質が豊富で、うにに含まれる脂質の3倍も含まれています。高タンパクで低脂質、アミノ酸の種類も多く揃っていて良質なタンパク源です。
うににも、青魚に含まれる脂質、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)も含まれています。
EPAには、悪玉コレステロール値などが高くなりドロドロとなった血液を、サラサラにする効能があります。血中の悪玉コレステロールや中性脂肪値を下げる働きがあるため、動脈硬化や高脂血症などの予防に役立つ栄養です。
オレンジ色の粒のなかに様々な栄養素が含まれています。 |