たらことは、「タラの卵巣=タラの子」を塩漬けにして加工したものをいいます。日本で食べられ始めたのは江戸時代前期ともいわれています。
タラコは日本人の嗜好に合うので、魚卵では人気となっています。スケトウダラの卵巣が原料となっていますが、最近では日本産の鱈子が少なくなっている傾向にあり、輸入物のロシア産やアラスカ産のものが沢山見られるようになっています。輸送技術に進展から輸入物の生の鱈子でも入手可能になっています。
たらこと似ているもの明太子があります。明太子も好きな人が多い魚卵です。
「たらこ」と「明太子」の違いはなんのでしょうか?
「明太子」とは、福岡の方言で「たらこ」のこと。スケトウダラのことを韓国では「ミョンテ(明太)」と呼ぶことから、「明太子」とは「明太の子=タラの子」すなわち「たらこ」のことを指しているのです。
もともと「たらこ」と「明太子」は同じものを指していました。さ最近では、「たらこ」は塩漬けして辛くないもの、「明太子」は調味液に漬けて辛味(唐辛子味)をつけたものとして使われています。
ちなみにコンビニなどのおにぎりは、塩味で加熱してあるものが「たらこ」、唐辛子味で非加熱のものが「明太子」というふうに分類されています。
<タラコのおいしい食べ方>
つくりたてのたらこはプリプリ。市販のたらこを同じように変身する方法です。@15分〜30分ほど氷水につけるAおペーパータオル水気を取り、冷蔵庫のチルド室に30分ほど置く。塩分も30%少なくなります。
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